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トレーニングと認定

クラウド スキル向上を支援する、新しい認定資格とトレーニングを導入

2019年2月12日
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Google Cloud Japan Team

※この投稿は米国時間 2019 年 1 月 25 日に Google Cloud blog に投稿されたものの抄訳です。

クラウド テクノロジーが IT の主流となりつつある昨今、クラウドが当初抱えていた課題の多くは解決されていますが、未だ大きな課題が1 つ残っています。クラウドのスキルを持つ技術者の確保です。OpsRamp が IT マネージャーを対象に実施した調査によれば、回答者 124人のうちの 94 % が、クラウド テクノロジーのスキルを持つ人材を見つけるのは「やや困難である」と答えており、OpsRamp はこの状況を「本格的な危機」だと表現しています。

Google Cloud は、適切なスキルの有無がクラウドへの移行の成否を分けると考え、ワークフォース全体のクラウド スキルを高めるためのリソースを倍増させようとしています。

今年、Google Cloud は次の 3 つの方法でクラウド スキルの向上を支援します。

  1. ビジネスを推進するために必要なロール(職務)別認定資格の拡張
  2. クラウドファーストの世界に適応するための多彩なトレーニングを数百万人に提供
  3. より多くの人々がトレーニングと認定資格を活用できるように、日本語、フランス語、ドイツ語、スペイン語、ポルトガル語へのローカライズを推進

ロール(職務)別認定資格の拡張

クラウドの導入が進み、テクノロジーとビジネス戦略の接点が広がったことで、IT メンバーのロール(職務)の再定義が必須となります。その変化に対応すべく、Googe Cloud は、クラウドの成功に特に必要とされる人材の確保に直結するよう、認定資格のラインアップを増やしました。

新たに提供を開始する Google Cloud 認定資格


これまで、Professional Cloud ArchitectProfessional Data EngineerAssociate Cloud Engineer の 3 つの認定資格を提供していますが、上記 4 つの認定資格の提供を新たに開始します。これらの認定資格は、あらゆる企業が整備すべきクラウドセントリックなロール(職務)を網羅します。この 1 年間、Google Cloud は企業がクラウドへの移行に成功し、最大限の投資効果を得るために、何が役立つかを注意深く観察してきました。そこで、インフラストラクチャを設計し、セキュリティを確保し、アプリケーションを作り、データを解析するメンバー、そしてそのメンバー間のコラボレーションの必要性を強く確認しました。新しい Google Cloud 認定資格には、こうしたロール(職務)に必要な内容が反映されています。

クラウドへの転換を成功させるためには、組織全体でのスキル開発が必須です。G Suite の認定資格を追加した理由は、今日のクラウドファーストのビジネス環境で必要とされるデジタルスキルを正当に評価するためです。コラボレーションとイノベーションの文化を浸透させるうえで鍵となったのは G Suite への移行である、とお客様から多くの声が挙がっています。この新しい認定資格を通じて、デジタル スキル ギャップに対処するとともに、クラウドへの転換を有意義なものにするため、皆様の準備が整っているかどうかを測るベンチマークを提供したいと考えています。

クラウドファーストの世界に適応するためのトレーニング

米国で行ったとある調査によると、推奨スキルとして Google Cloud を挙げている求人票は過去 3 年間で 1,082 % 増えています。この需要に応えるため、私たちは 2019 年以降、数百万人以上を育成するためのトレーニング プログラムの提供を進めていきます。

Google Cloudは、需要の高い Google Cloud スキルのサポートを目的にトレーニング プログラムを拡充してきました。クラウドに関する専門能力を習得いただくために、40 以上のオンデマンド講座や 300 近いハンズオン ラボを提供するとともに、Google Cloud テクノロジーの最新情報を取得可能なリソースを提供しています。以下は、最近追加したトレーニングの一覧です。

トレーニング プログラムの拡張


すべての人にトレーニング サービスを

Google Cloud は、トレーニングプログラムを開始した当初から、すべての人がトレーニングを手ごろな料金で受けられるように、またすべての講座をオンデマンド化するなど、従来の形にこだわらない、便利な学習環境を提供してきました。

こうした取り組みをさらに推し進めるべく、講座と認定資格を 5 つの言語(フランス語、ドイツ語、日本語、ポルトガル語、スペイン語)にローカライズしました。2019 年には、これらの言語によるサービス提供をさらに拡充する大きな計画を用意しています。

以下は、ローカライズが既に完了、または完了予定のトレーニング・認定資格の概要です。

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今日の学習者は明日の指導者

今年、個人またはチームがクラウドの学習を強く推進していくのであれば、認定資格の取得を目標にすることをお勧めします。私たちは 2 月から、Google Cloud 認定資格の取得に役立つ無料のウェビナー(英語)を毎週開催します。今後のウェビナーの予定については Cloud OnAir サイトで定期的にチェックしてください。また、Coursera が提供するオンライン講座の 1 か月無料アクセスを利用して、今すぐ学習を開始いただくことも可能です(2019 年 12 月 31 日まで有効)。英語の無料アクセスをご利用したい方はこちら

なお、サンフランシスコで開催される Next '19 に参加される方は、多数開催されるブートキャンプのいずれかで試験対策を受講し、さらに現地で資格試験を受験することもできます。Next '19 に参加されない方は、最寄りの試験センターで認定試験を受験するための登録を行ってください。

私たちは Google Cloud の学習プログラムの革新に全力で取り組みます。皆さんもぜひ活用してください。

- By Rochana Golani, Director, Google Cloud Learning and Enablement

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