Japan 公式ブログ
Google の企業向けソリューションに関する公式な情報やユーザーの事例などを、いち早く皆さんにお届けします。
[GCP] VMware が Google Cloud Platform の提供を開始します。
2015年1月30日金曜日
* この投稿は、米国時間 1月 29 日、Google for Work, Global Partner Strategy & Alliances の Managing Director,
Murali Sitaram によって投稿
されたものの抄訳です。
世界中の多くのビジネスが、VMware のデータセンター仮想化ソリューションを利用してインフラストラクチャーの仮想化とデータセンターの最適化を行っています。そして本日、VMware のハイブリッド クラウド プラットフォームである vCloud Air を通じて、VMware のお客様へ
Google Cloud Platform
サービスを提供開始することを発表しました。ビジネスにおいて、総合的なインフラストラクチャーを考える際、柔軟性は重要なポイントです。
本日の発表
で、VMware のデータセンター仮想化ソリューションをご利用の皆様が、Google Cloud Platform を簡単に統合できるようになります。
それにより、Google BigQuery や Google Cloud Storage といった Google Cloud Platform のツールやサービスを利用し、よりスケールし、生産性と機能性を向上することができます。VMware のお客様は、Google のパブリック クラウドが提供するセキュリティ機能、スケーラビリティ、そしてコスト パフォーマンスといったメリットを受けていただけます。
利用されるインフラストラクチャー
は、10 億もの検索結果をミリ秒で返したり、60 億時間/月の YouTube ビデオをホストしたり、また 4 億 2500 万の Gmail ユーザーへのストレージを提供しているものと同じインフラストラクチャーです。
Google BigQuery
,
Google Cloud Datastore
,
Google Cloud Storage
や
Google Cloud DNS
は VMware vCloud Air から直接利用可能となり、ひとつの購買およびサポート経路から vCloud Air と Google Cloud Platform の両方をご利用いただけます。
vCloud Air のお客様は、既存のサービス契約およびネットワークインターコネクトから Google Cloud Platform を利用でき、Google Cloud Platform サービスは利用した分だけの課金でご利用できます。
VMware vCloud Air の利用規約内で Google Cloud Platform を利用でき、VMware のグローバル サポート サービス (GSS) チームのサポートを受けることができます。
HIPAA への準拠が必要な米国の企業は、VMware’s Business Associate Agreement (BAA) で特定の Google Cloud Platform のサービスをカバーできます。
VMware からの Google Cloud Platform サービス提供は、今年中に開始の予定です。さらに、vRealize Cloud Management Suite (VMware のハイブリッド クラウド マネジメント ツール)へ Google Cloud Platform を展開する可能性も検討しています。
本日のアナウンス
は、
Chromebook
や
Kubernetes
オープンソースプロジェクトから続く我々の連携とお客様への価値提供を強化します。VMware のお客様に Google Cloud Platform サービスを提供できることを楽しみにしています。
-Posted by Murali Sitaram, Managing Director, Global Partner Strategy & Alliances, Google for Work
[GCP] コンテナ、Kubernetes、最新のクラウド コンピューティングの動向
2015年1月29日木曜日
* この投稿は、米国時間 1月 9 日、Google Cloud Platform’s Global Head of Solutions,
Miles Ward によって投稿さ
れたものの抄訳です。
これからの数週間はコンテナ技術に関する私たちの見解についてお伝えし、 10 年以上にわたって Google のサービスをコンテナで運用していく中で得た経験を共有する記事をお届けしていく予定です。 Google のプロダクト マネージャー、エンジニア、オペレーター、アーキテクトからなるチームとしての私たちのゴールは「コンテナ レボリューション」が、効率的に目的を達成するアプリケーションを構築し、それを実行する上でどう役立つのかを皆さんに理解していただくことです。そこで、まずは Google Cloud Platform の Global Head of Solutions を務める Miles Ward を招きました。それでは始めましょう!
- 編集部
皆さん、こんにちは。そして、新しい連載へようこそ。この連載では、現代コンピューティングの最も重要なイノベーションの 1 つであるコンテナリゼーション(Containerization)についてお伝えしていきます。
ところで、コンテナについてこんな疑問を持ってませんか?
コンテナとは何で、どう機能するの?
Docker、Kubernetes、Google Container Engine、Managed VM’s とはそれぞれ何なの?
これらはどう関連しているの?
コンテナを使って強力なアプリケーションを構築して、プラダクションスケールで展開するにはどうしたらいいの?。
この変化から、どうやってビジネス価値を見いだせるの?
と、質問はもういいですね。このポストは、コンテナ テクノロジーを使うことにどんな意味があるのか、ということの入門編と考えてください。
コンピューティング モデルが進化する中で、あきらかにアプローチが変わる瞬間、その後の軸が変わるような瞬間を、これまで何度か目にしてきました。この 10 年は、まるで過去を無視するかのように、仮想化という変化が起こりました。仮想化のムーブメントによって、広範囲でリソース利用が爆発的に拡大し、価値を生むまでの時間、そしてサービスを提供するまで続けられる繰り返し作業の削減にもなったのです。そして、マルチテナンシー、API を使ったシステム管理、パブリック クラウドの到来により、その利点はさらに拡大していきます。そして最も大きなブレイクスルーは、コンピューターの CPU の 1 つのコアほどのリソースが、オンデマンドで数分のうちに利用可能になったということです。しかし、考えてもみてください、マシン全体のごく一部しか必要としないときに、マシン全体を仮想化する必要があるでしょうか?
Google は早い段階で、この問題に直面することになります。ソフトウェアを短い時間で、安価に開発し、これまでにない規模でオペレーションする必要に迫られ、もっと細かいレベルでの制御を可能にする、より高い次元で抽象化できる仕組みにが必要になったのです。そこで Linux カーネルの追加機能として作成されたのが、
cgroups
です。cgroups は、隔離した実行コンテキストを作ることができるもので、その実行コンテキストがコンテナです。コンテナは、一種の仮想化であり、全ての Google のアプリケーションを動かすために使われる単純化された OS でもあるのです。それから数年が経った今、Docker の優れたスタッフが、このテクノロジーを活用し、コンテナ化されたアプリケーションの相互運用可能なフォーマットの開発を続けています。
なぜコンテナなのか?
VM にはない、コンテナの特徴とは何でしょう?
デプロイが簡単:独立して識別可能な値を使いレジストリに保存し、コマンド 1 行でデプロイ可能なコンポーネントとしてパッケージ化することで、アプリケーションのデプロイ先を考慮することもなくなり、デプロイは劇的に簡単になります。
すぐに使える:ハードの仮想化ではなく OS だけ仮想化することで、最新の VM ではブートに 1 分程かかるのに対し、上記のパッケージのブートは 20 分の 1 秒以下です。
マイクロサービスの活用:コンテナを使うことで、開発やオペレーションを行うにあたり、コンピューティング リソースをさらに細分化できます。マイクロ VM のインスタンスでもリソースが余るようなアプリケーション、あるいは、VM 全体を一気に大きくスケーリングするようなときは、コンテナはシステムにとって大きなプラス要因となります。
では、こういった特徴によって、何がもたらされるのでしょう?
明らかなことは、ラップトップの処理能力であっても、開発者が複数のコンテナを動かすには十分で、簡単迅速に開発を進められます。もちろんラップトップで複数の仮想マシンを実行することはできますよ。でも、速くもなければ、簡単でも、軽量でもないですよね。
同じように、リリース管理も簡単。新しいバージョンのコンテナをパブリッシュするには、1 回コマンドを叩く、それだけです。低料金でテストもできます。パブリック クラウドでは、VM が最低 10 分単位の処理時間(はっ!まさか 1 時間?!)で課金されるので、1 度テストするだけなら、たいしたコストはかかりません。でも、日毎に数千回のテストを自動化しているとしたら、当然コストは増えていきます。コンテナなら、コストはそのままで何千回ものテストを実施できるわけです。アプリケーションがプロダクションになるころには、かなりのコストが削減できるでしょう。
もうひとつ影響があるのは、このモデルを使ったアプリケーション システムの構成力です。オープンソース ソフトウェアを利用しているアプリケーションであるなら特にそうです。例えば、環境構築のために MySQL、memcached、MongoDB、Hadoop、GlusterFS、RabbitMQ、node.js、nginx… これらをインストールして設定するという、面倒なシステム構築作業を考えてみてください。それが、小さなスクリプトを使って、こういったアプリケーションをコンテナに格納しておけば、はるかに簡単で、リスクも大きく軽減されるわけです。ミスしやすい特殊な作業を、このモデルによってどれほど避けられるか想像できるでしょう。こうした基盤となるビルディング ブロックの標準構成をパブリックに登録していくと、質の高いコンポーネントによるリアルなエコシステムが始まるのです。
長期的な視点で、この技術の最も重要な価値は、多くのホスト環境でアプリケーションを実行できる、ポータブルで統一したフォーマットだということです。今アプリケーションを作るとしたら、ベア メタルから、オンプレミスの仮想化インフラ、パブリックやプライベートのクラウド、種々の PaaS も選択肢です。つまりソフトウェアをパッケージしデプロイするには、6 つの異なるやり方があるということです!コンテナのフォーマットが標準化されれば、プロバイダーの差がなくなり、1 つのプラットフォームにロックインすることを避けて、ワークロードをもっとも安価で、もっとも速い環境へと簡単に移していけるようになります。
Docker
コンテナや
Docker
コンテナの実装についての詳しい紹介、特に
ここ
とか
ここ
や、
ここ
だとかあるので、ここではこのアプローチが「Good アイデア」である、と言っておけば十分でしょう。と言いつつも、課題がないわけではありません。コンテナによって細分化が進んできたことで、驚くほどのメリットがもたらされたものの、実行するワークロードの効率が大幅に向上するわけではなく、アプリケーションの実行に数千台のコンピューターが必要なワークロードもあるわけです。今のところ Docker は 1 つのコンピューターで動かせるように設計されています。では、どうすればコンテナとそこで動くワークロードを、インフラのリソース消費にあわせて連動させ、分散させ、それを管理していけるのでしょうか?どうしたらマルチテナントのネットワーク環境で運用できるのでしょうか?安全性は確保されるのでしょうか?
この論点で話をしてもいいのか?と、システム デザインの観点からの問いとしては、あまりに基本的なところなのですが、私が話をする大半の開発者やそのスポンサーは、ここにあるコンピューター上のこのコンテナということには関心がないのです。求めてるのは彼らのサービス、つまり、アプリケーションが起動して、動いて、価値を生み出し、それを監視して運用していくことだけなのです。どのコンピューターでどのコンテナが何をしているかといった取るに足らない(希望的観測、というやつです)細かいことは気にしません。
Kubernetes
Google はこの問題に対しイテレーティブに取り組み続け、Google 規模でコンテナ技術の運用を可能にするためのクラスタ管理、ネットワーキング、命名システムを構築してきました。その最初のバージョンを Borg、そしてその後継が Omega と呼ばれています。今現在 1 秒あたりおよそ 7,000、週間では 20 億個以上の新しいコンテナが起動しています。そして、これまでの Google のコンテナに関する運用経験と技術的な知見から、
Kubernetes
(パブリック フォーラムでは「K8s」と短縮されることもあります)を構築し、世界に向けて公開しました。
Kubernetes は、個々のコンポーネントやコンテナ、あるいはインフラのリソースといったことよりも、開発者と管理者とが、サービスの挙動の改善やパフォーマンスの改善に向けて連携して取り組める、抽象的なレイヤーを作り出します。
Kubernetes のクラスターは、1 つのコンテナでは実現できない何を提供してくれるのか? Kubernetes は、コンテナというレベルではなく、サービスというレベルでコントロールする、そこににもう一度着目することで、サービス全体に対して知能的、自発的マネージメントを可能にします。サービスがスケールし、自己回復し、さらに更新も容易になるとしたら、それは「Good アイデア」の 1 つです。たとえば Google では、機械学習のテクノロジーを応用し、所定のサービスが最大効率で運用されるようにしています。
コンテナを使うことが、デプロイの面倒な作業を減らし、開発者の能力をもっと有益なことに使えるのだとすれば、Kubernetes はコーディネーションの混沌を最小化し、チームの能力を高めるものだと言えるでしょう。 Kubernetes を使うことで、多数のコンテナからなるサービスを構成し、そのコンテナが適切にオペレーションされるようにデプロイのルールに従わせられます。サービスの一部が、他の部分を台無しにしてしまうことなんて、ザラですからね! Kubernetes なら、こういったコンフリクトが系統的に回避されます。Google では、コーディネーションの改善によって、開発者の生産性とサービスのアベイラビリティが向上し、大規模環境でのアジリティを実現しています。
まだ初期段階ですが、 Kubernetes はすでに多くのお客様や多様な企業のチームに採用されています。企業には、Red Hat、VMware、CoreOS、Mesosphere も含まれ、お客様が、Kubernetes で大規模に利用されるコンテナ テクノロジーからビジネス的にも利益を生み出せるように積極的に支援しています。
Container Engine
Google Container Engine
は、 Google Cloud Platform 上の Containers as a service です。 Kubernetes を利用している GKE では 、開発者がコンテナを使って、アプリケーションをすばやく起動させて実行できる手段、そして、デプロイして管理し、必要なときは指定された範囲までスケールできる手段を提供しています。GKE については、今後の連載でさらに詳しい情報をお届けします。
デプロイのオプション
私たちは、コンテナリゼーションをコンピューティング モデルの次の大きなシフトの始まりであると捉え、この革命の中で中心的な役割を担っていきます。コンテナについてわかったら、以下にリストしたデプロイの選択肢から、皆さんの要件に最も適合するものを探してください。
大量のコンテナを動作させるために、マネージドのクラスターを使いたいですか?それなら
Google Container Engine
でとりあえず動かしてみましょう。
パブリックなインフラ、または自社システムで、独自のクラスタを構築したいですか?
Kubernetes
を試してみましょう。
完全にマネージドである パブリック インフラでコンテナを動かしたいですか?
Google App Engine
と
Managed VM’s
を使いましょう。
何にもまして、このイノベーションの中で、皆さんが何をしたか、どんなニーズがあるのか、そしてアイデア(
プル リクエスト
も待ってます!)にとても関心があります。気軽に私まで連絡ください。また、出来る限りたくさんのカンファレンスやミートアップにも参加する予定です。皆さんの 2015 年から先の目標や抱負に、コンテナ技術がどうしたら大きな影響を与えられるか、お話しできることを楽しみにしています!
-Posted by Miles Ward, Global Head of Solutions, Google Cloud Platform
[GCP] Google Cloud Monitoring: Stackdriver で Google Cloud Platform をモニタリング
2015年1月28日水曜日
リクエストのトレースや、パフォーマンスの改善
とは別に、他の作業やディスプレイから離れた業務時間外のときに発生する、アプリケーションの停止や性能の低下は、たとえオンプレミスからクラウドへ移行しても引き続き生じる問題です。
この問題への対応に、
Google Cloud Platform
(GCP) を利用している皆さんなら、例えば、昨年
Google App Engine
との統合を発表した
Datadog
や、GCP のテクノロジーパートナーである
New Relic
といったサービスを使い
モニタリング
する方法もあるでしょう。同じように AWS を利用している場合、多くのサービスと並んで、8 ヶ月前に、GCP に加わった
Stackdriver
も候補となるモニタリングサービスの 1 つではないでしょうか。
様々な選択肢があるなかで、モニタリングサービスは何を使うべきなのか? 回答はシステムに依りますが、まず DevOps の実現という観点から見ていきます。
DevOps による継続的改善によるビジネスゴールの達成、ビジネスの変更に対応するために小さな変更を頻繁に繰り返すオペレーションの中で、システムのガバナンス、オートメーション、CI、オートスケールなど、ツール、手法、プロセスも頻繁に改善し続ける必要があります。このような中でモニタリング サービスに求められるのは、単なるモニタリング機能以外にも、継続的デリバリーの中で事前に全ての変更をテストできるわけではないときに、とにかく速く広範囲に問題を検出できる QA(クオリティアシュアランス)の役割です。それには、より詳細なインサイト、リリースにあわせた迅速なセットアップ、リソースの予測、オートスケールへの対応、対象のクラウド サービスの機能にあわせたモニタリングや、検知に対してアクションを起こすオートメーション、このようなインテリジェンスを持つモニタリング サービスが要求されます。
Stackdriver が、AWS を利用する大規模なサービスで数多く利用されている要因の 1 つには、このインテリジェンスの実現によって、利用者のビジネスゴール達成への関与が挙げられます。
Google は、GCP でも AWS 、あるいは
以前紹介した Wix
のようにハイブリッドでも利用できる、統一モニタリング ソリューションを提供することをゴールとして、まだ Google Cloud Monitoring に含まれていない Stackdriver のテクノロジの統合を進めています。この理由からも Stackdriver の AWS モニタリングの各製品は引き続き利用可能です。
Google Cloud Monitoring は、この Stackdriver を使い GCP のモニタリングを可能にするものです。機能は以下のようにシンプルでありながらも、強力なインサイトを得られます:
簡単なセットアップ
:利用を開始すると直ぐに、チャートやアラート機能が使えます。そしてカスタマイズも可能なダッシュボード。
アラートの受信
:メール、SMS、PagerDuty、HipChat、他にも多くの手段でアラートを受信できます。アラートは個々のメトリクスや閾値、あるいは、グループの中で集計した値に対して設定できます。
オープンソースソフトウェアの統合
:少しの設定で、多くのオープンソースのサーバ ソフトウェアからのメトリクスを集計できます。例えば Cassandra クラスターや Nginx サーバ、それぞれに固有のトレンドを見つけることができます。
そして Google Cloud Trace に続きベータとなり、GCP を利用する全ての方が、Google App Engine、
Google Compute Engine
、
Pub/Sub
、
Google Cloud SQL
、各サービスのインサイトを得られるようになりました。
利用するには、
Google Developers Console
からプロジェクトを選択し、左側のナビゲーションから、Monitoring > Dashboards & alerts(監視 > ダッシュボードとアラート)を選択してください。最初に使うときは、Enable Monitoring(監視を有効にする)というラベルのボタンが表示されているので、ボタンを押して有効にします。有効にすると Stackdriver で動く
Google Cloud Monitoring のコンソール
に移動します(現時点では、app.google.stackdriver.com ドメインで動作します)。
ここでは、Google Cloud Monitoring の概要がわかるように、そのコンセプトと主要な機能をスクリーンショットを交え掲載します。
Google Cloud Monitoring コンセプト
リソースとグループ
リソース(Resource)は、GCP のサービスで使われている仮想オブジェクト、例えば GCE であるなら VM インスタンス、Cloud SQL ならデータベース インスタンス、Cloud Pub/Sub ならトピックを指します。
グループ(Group)は、リソースの集合。「プロジェクトで Cassandra を実行している全ての VM インスタンス」という言うとき、これがグループとなります。Google Cloud Monitoring は、自動的に関連するリソースを集めてグループ化します。ただし、現在のところ App Engine だけのプロジェクトでは、グループは利用できません。
メトリクス
メトリクス(Metric)は、システムを評価するための、計測可能な値です。GCP におけるメトリクスには、CPU 利用率、リクエスト処理のレイテンシー、ストレージの利用量などがあります。メトリクスが継続して計測されると、時系列のデータとなります。
サービス メトリクス(Service Metric)、またはプラットフォーム メトリクス(Platform Metric)は、特定のサービスやプラットフォーム(GAE など)を使うと計測できるメトリクスです。
カスタム メトリクス(Custom Metrics)は、何らかのシステムの状況を計測して独自に定義できるメトリクスです。例えば、カートのチェックアウトだったり、ユーザーのログイン、あるいはビジネスの KPI。利用するには、そのためのデータを
Custom Metrics API
を利用して Google Cloud Monitoring に送信する必要があります。
チャートとダッシュボード
チャート(Chart)は、1 つ以上のメトリクスをビジュアルで表したものです。1 つ以上のメトリクス、あるいは複数のメトリクスを合計して、時系列のチャートを作成できます。例えば、「VM レイテンシー」という名前で、VM インスタンスのグループの平均 CPU 利用率を表示したチャートを作成するなどが可能です。
ダッシュボード(Dashboard)は、複数のチャートからなり、加えてイベント ログやインシデントのリストといった別の情報も含まれます。ダッシュボードは、1 ページのビューとして構成されています。システム全体の状況や、システムに悪影響を及ぼす特定要因の状況を表示するダッシュボードを作成することも可能です。ダッシュボードへのチャートの追加や削除はいつでも可能です。
エンドポイント ヘルスチェックとイベント
エンドポイント(Endpoint)とは、エンド ユーザー、オペレーション担当、開発者がクラウドで構成されたシステムを使うときのエントリー ポイントです。そのため、エンドポイントには、Web サーバーからストレージサービス、VM インスタンスも該当します。エンド ポイントという名前は、Google Cloud Endpoints と混同しやすいですが、Google Cloud Monitoring のエンド ポイントとは異なります。
エンドポイント ヘルスチェック(Endpoint Health Checks)は、Google Cloud Monitoring のサービスです。世界中の様々な場所からエンド ポイントにリクエストを送ることで、システムの状態を調べるように設定でき、その結果はアラート ポリシーの条件として使うことができます。そのため、結果が悪ければ通知する設定もできます。
イベント ログ(Event Log)は、アプリケーションや、利用している GCP プラットフォームやサービスに関連するシステム イベントの時系列リストです。イベントには、クラウド インフラストラクチャーのダウンタイム、アラート ポリシーに関連した通知、コードのデプロイメントといったものが該当します。また、自分でログにイベントを追加することも可能です。イベント ログも、Google Cloud Logging と混同しやすいですが、異なるものです。
アラートと通知とインシデント
アラート ポリシー(Alert Policy)は、リソースやグループが平常稼働しているかを定義するルールです。ルールはロジカルな条件であり、メトリクスの閾値やエンドポイント ヘルスチェックを使い定義します。ルールは例えば、2 分間隔でウェブ サイトの平均レスポンス レイテンシーを調べ 5 秒を超えてはならない、といった内容になります。
アラート(Alert)は、アラート ポリシーの条件に合致する状況になったとき発生し、Cloud Monitoring Console の Incidents ページに表示されるインシデント(Incident)となります。インシデントは、条件を満たさなくなったら自動で消えますが、手動で取下げることもできます。
アラート ポリシーには、通知(Notification)を組み合わせことができます。アラートが発生したときに、メールや SMS で、担当者や何らかのサービスに対し通知することができます。
主な機能
Google Cloud Monitoring Console にアクセスすると、最初にシステムの全体状況と、キーメトリクスからなるページが表示されます。
Google Cloud Monitoring Console
アラート ポリシーを設定し、設定した条件に合致するときチームに通知するためのアラートを設定できます。 アラートは、メール、SMS、PagerDuty、Campfire、HipChat、AWS の Simple Notification Service そして gcp ja night や事例取材の中でも良く出てくる Slack にも通知可能です。また Webhook を利用して、何らかのサービスへ通知を定義することにも対応しています。
レスポンス レイテンシーをメトリクスとしたアラート ポリシーの設定
エンドポイント ヘルスチェックを設定しておくと、エンド ユーザーが、ウェブ サーバー、API、その他インターネットから接続可能なリソースが利用できない状況であると、通知を受けられます。
エンドポイント ヘルスチェックの状況
世界中のロケーションからチェックされています。
Google Cloud Monitoring の特徴として、MySQL や Nginx、Apache、MongoDB、RabbitMQ、その他にも数多くのオープンソースのサーバ ソフトウェアをネイティブに統合していることが挙げられます。一例として Cassandra プラグインを利用すると、分散 KVS のパフォーマンスを詳細に可視化して調べられます。
Cassandra のパフォーマンス ダッシュボード
Google Cloud Monitoring はカスタマイズすることもできます。API を使いカスタム メトリクスを送信することで、ダッシュボードにシステムやインフラストラクチャーのメトリクスと一緒に表示させられます。
ダッシュボードにカスタム メトリクスを表示
今後の Google Cloud Monitoring
現在 Google では、問題の根本原因を容易に調査できるように、Google Cloud Monitoring と Google Cloud Logging のさらなる統合を進めています。Google Cloud Monitoring のより詳細な情報が必要なときは、
Google Cloud Monitoring のページ
(英)をご覧ください。
Google Cloud Platform 日本チームでは、皆さんのフィードバックを聞きくのを楽しみにしています。利用した感想やおすすめの使い方、あるいは問題点や不足している機能も含めて、Blog や
Qiita
などに書いたときは、是非
Google+
や
Twitter
で教えてください。 #gcpja
[GCP] プライベート Docker リポジトリーを、高セキュリティ環境にホスティング - Google Container Registry
2015年1月27日火曜日
アプリケーションのデプロイや運用の方法を変革しようとしている
コンテナ
のテクノロジーを紹介する
連載がはじまり
ましたが、その中でも
Docker
は、アプリケーションのコンテナ化と、アプリケーションの構築、デプロイ、運用の革新的な方法として注目をあびています。
Google Cloud Platform
(GCP) では、マネージド環境である
Google Container Engine
を
Kubernetes
や、
コンテナに最適化
された
Google Compute Engine
の VM、
Google App Engine
の
Managed VMs
を使い、Docker コンテナへ
豊富なサポート
を提供しています。
そして今回は、新しいサービスである
Google Container Registry
をベータとして紹介します。Google Container Registry は、高セキュリティのホスティング環境と共有機能を持ち、プライベートなコンテナ リポジトリの運用を可能にします。
GCP にレジストリー サービスがあることで、3 つの利点が生まれます:
アクセス制御: GCP に作ったプロジェクトの中の、
Google Cloud Storage
の中にプライベート イメージが格納されます。つまり、デフォルトでは、プロジェクトのメンバーだけが、プライベート イメージにアクセスできるということです。プロジェクトのメンバーは、
Google Cloud SDK
のコマンドを使い、セキュリティが確保された状態でイメージのプッシュやプルができます。また、コンテナを格納している VM からも、安全にイメージにアクセスできます。
サーバ サイド暗号化: プライベート イメージは、ディスクに書かれる前に自動的に
暗号化
されます。
高速で安定した環境からのデプロイ: プライベート イメージは、Google Clodu Storage に保存されると、Google のデータセンターでキャッシュされ、GKE の
クラスター
や、GCE の
コンテナ最適化 VM
へ、
GCP の Andromeda
を使いデプロイできる状態になります。
zulily
は、数千にも及ぶ個性のある製品を扱い、日々新しい製品を販売するオンラインのリテーラーであり、今回のレジストリー サービスのアーリー アダプターでもあります。zulily の Core Engineering で Principal Engineer をしている Steve Reed 氏は、レジストリー サービスの利用について、次のように説明してくれます。
“Docker レジストリーを、常に高いパフォーマンス、高いセキュリティーで安定して使える、それは Docker でコンテナ化された GCE アプリケーションを使っている会社としてはとにかく重要なことです。そのためにプライベート レジストリーを使うことになるわけですが、実際に運用するには証明書に認証、ファイアーウォール、バックアップからモニタリングまでが必要になってきます。それが、Google からフル機能のコンテナ レジストリーが提供されたことで、開発やデプロイのワークフローにプライベート レジストリーを容易に統合できたのです。”
コンテナ レジストリーのベータ期間中は、プライベート イメージで使う Google Cloud Storage の
ストレージ使用料とネットワーク使用料
以外の料金はかかりません。
始めるには、GCP のプロジェクトで、支払いを有効にしておく必要があります。まだプロジェクトを作っていないなら、今なら
無料試用
でも始められます。それと、
Docker
と
Google Cloud SDK
をインストールしておいてください。
まずは試してみましょう。レジストリーを使い、プライベートの Docker イメージを運用しはじめる方法を
ドキュメント
に掲載しています。是非レジストリー サービスのチームに、直接フィードバックをください、楽しみにしています。
-Posted by Pratul Dublish, Technical Program Manager
Google 主催、集中講座「クラウドを使うリスク、使わないリスク、Google のセキュリティ」を実施します。
2015年1月26日月曜日
クラウドサービスのセキュリティの考え方を理解する
皆様はこれまで「セキュリティ」という言葉をどれだけ耳にしたでしょうか?あらゆるものがインターネットに繋がる IoT の時代がすぐそこまでやってきている一方で、国内では、サイバー攻撃、データー漏洩など、テクノロジー、そして、企業に求められるセキュリティ対策のハードルは上がっています。
Google では、
2月の情報セキュリティ月間
にちなんで、クラウドサービス活用を検討する企業様を対象に、クラウドサービスのセキュリティ・アセスメントについてその方法論、ツール、多くの企業の現状などを通じてわかりやすく解説します。当日は、外部講師としてデロイト トーマツ リスクサービス株式会社をお招きし、これからの社会で求められているクラウドセキュリティの考え方や管理手法を、実例を交えながらご紹介いただきます。また、世界中の利用者からのアクセスと、高いセキュリティ水準を保ち続ける「Google のセキュリティのいろは」を Google for Work セールスエンジニアの橋口剛より皆様にお伝えします。
なお、本セミナーは、大好評を博した「セキュリティ、ROI、イノベーション 集中講座」の第二弾です。席数が限られておりますので、早めの登録をお勧めします。
■開催概要■
◆テーマ:
クラウド活用を考える企業に求められるセキュリティ・アセスメント
グローバル基盤の統合と最適化を考える上で、
セキュリティリスクをどう最小化するか。
◆日 程:
2015年2月5日(木)
14:30〜17:00 (14:00 受付開始)
◆場 所:
グーグル株式会社 セミナールーム
東京都港区六本木6-10-1
六本木ヒルズ森タワー
◆参加費:
無料
★お申し込み/詳細は
こちら
主 催:グーグル株式会社
皆様のご来場をお待ちしております!
《お問い合わせ先》
グーグル株式会社
Google for Work セミナー事務局
google-for-work-japan@google.com
[GCP] モバイル アプリ 事業者向けのビッグイベント「 Google for モバイル アプリ」を開催
2015年1月23日金曜日
Google は、モバイル アプリ ビジネスを牽引するビジネスリーダーを対象にしたイベント「Google for モバイルアプリ 〜 Google と切り開くアプリビジネスの未来」を 2015 年 2 月 25 日 (水) 六本木アカデミーヒルズにて開催します。
本イベントでは、Google Cloud Platform を活用したモバイル アプリのデベロップメントのみならず、デザインやディストリビューションといった観点からも含めた、Google が考えるアプリ ビジネスの未来についてご紹介します。また、今後アプリ ビジネスで生き抜くために必要なエッセンスを Google ならではの包括的な視点でお届けいたします。
イベント概要
【イベント名】Google for モバイル アプリ ~ Google と切り開くアプリ ビジネスの未来
【日程】 2015 年 2 月 25 日 (水)
【時間】 開場: 9:30 開演: 10:00
【会場】 六本木アカデミーヒルズ 49F
イベントの詳細は
こちら
基調講演には、Google Cloud Platform Product Management ディレクターであるグレッグ ディミチュリが登壇し、『モバイル アプリを支える Google Cloud Platform のビジョンと展開について』をお話します。午後からのブレイクアウト セッションでは、GCP や Google Maps for Work チームからは次のようなトピックをご用意しています。
Google スケールで実現するグローバルなアプリ基盤
コンテナ技術と Google Compute Engine で実現するクラウド時代のアプリ実行環境
モバイル アプリ企業の Google Cloud Platform 活用事例
Maps API で、かしこく地図アプリを開発しよう
モバイル KPI 分析の新標準 〜 Fluentd + Google BigQuery
その他のセミナーについては
こちら
をご覧ください。
参加お申し込み方法
参加をご希望される方は、こちらの
イベントサイト
よりお申し込みください。
Google 社員の働き方紹介 vol.1
2015年1月20日火曜日
Google 社員の取り組みや働き方について、月に1回 ご紹介していきます。
第一回目は、Google for Work Japan で セールス を務める田中さんにお話を聞きました。
■ 普段どんなお仕事をされているのですか?
日本全国の中堅中小企業向けに、Google Apps の素晴らしさを伝える活動をしています。本当はお客様一人ひとりに直接会ってお話したいのですが、より多くのお客様と沢山の接点を持てるように、全国のパートナー様(Google Apps 販売代理店)と協業してセミナーやイベントを日々展開しています。セミナーでは、Google Apps の機能紹介やデモにとどまらず、Google ならではの世界観をお客様に感じていただくことをゴールにしています。
■ Google Apps とは一言で表すと何ですか?
プライベートでは当たり前に使っている Gmail や Google カレンダーの便利さを、会社の中で安心して使えるところだと思います。ITのコンシューマライゼーションが叫ばれて久しいですが、会社の中の IT と外の IT (コンシューマー)を比べたら、やはりコンシューマーのほうが進んでいて、その流れを強く汲んでいるのが、Google Apps というグループウェアであり、Google for Work が目指していることです。普通に考えて当たり前のことを会社の中で実現できていないのはおかしいし、皆が使い慣れたテクノロジーを会社の中でも安心して使ってもらいたいと考えています。それを実現するのが私の仕事です。
■ Google Apps イチオシ機能ってありますか?
Google Apps の良い点は、あらゆる機能が連動しているところだと思います。チャットも Gmail にログとして残るので、検索で引っ張ってくることができます。いつでもどこでも、ひとつのキーワードで検索すれば、必要な情報が全部出てくるので、探す手間やストレスが一切ありません。また、今までのシステムは『こう使うべき』というマニュアルがありましたが、Google が提供しているクラウドのサービスは、ユーザーが自分の業務に合ったように自由にカスタマイズして使うことができます。クラウドの主役はまさにユーザーであり、私たち以上に Apps を使いこなしてくださっているユーザーが沢山います。
■ Google 社員は普段どんな風に働いているのですか?
Google には、“Share everything you can” というカルチャーがあり、何でもオープンに社内にシェアすることを実践しています。例えば、これまでは何か資料を作る時、自分ひとりの閉じた世界で黙々と作業をしていたのですが、今は Google Apps のスプレッドシートやプレゼンテーションを使って、資料作成の早い段階から皆に共有して同時に編集していきます。誰が今この資料を開いて編集しているかも一目でわかるので、より楽しくやりがいを持って作業に取り組めるようになりました。
※ ひとつのファイルをチームで同時に共同編集
また、いつでもどこでもどんなデバイスでも仕事ができる環境が整っているので、私自身だらだらと会社に残らずに家でできる作業は家でやるようになりました。おかげで、仕事の効率がグッとアップしただけではなく、家族と過ごす時間が増えました。
■ Google のオフィス環境で気に入っているところは?
社員が気軽に集まれるコラボレーションスペースやお菓子の置いてあるミニキッチンが沢山あるところですね。Apps というデジタルツールで離れた人とのコミュニケーションを実現している反面、対面でのコミュニケーションも大切にしている、そんなカルチャーと職場環境が大好きです。
[GCP] データサイエンティストが起こす、社会的なインパクト。Google Cloud Platform で 24 時間の Bayes Impact ハッカソン
2015年1月16日金曜日
24 時間で世界を良くすることができますか?昨年の 11 月の Bayes Hack データサイエンスチャレンジで 39 チームがその課題に取り組みました。
Bayes Impact
は Y Combinator 支援による非営利組織として、影響の大きい社会的問題に対するデータサイエンスによる解決を行うプログラムを実施しています。優れたデータサイエンティストがゲイツ財団、ジョン ホプキンス、ホワイトハウスといった市民団体や非営利組織による問題解決を援助する 12 ヶ月 のフルタイム研究奨励制度に加え、年次の 24 時間ハッカソンを開催することで、データサイエンティストとエンジニアが一緒に社会的問題に取り組める機会を作っています。
政府や非営利組織から出された 20 個のチャレンジから始め、シリコンバレーのトップデータサイエンティストから選ばれたチームが、利用可能なデータと彼らの技能を使って、社会的問題の中でも緊急の問題に対する最も効果的な方法を探しだします。
Google Cloud Platform (GCP)
は、このイベントに協賛し、各チームに $500 の Google Cloud スターターパッククレジット、そして優勝したチームには $100,000 分の Google Cloud Platform クレジットを賞品として提供しています。
大量のデータと 24 時間しかないという制約の中で、各チームは テラバイト級の情報から素早く考察を得るため、
Google Compute Engine (GCE)
や
BigQuery
のようなツールの力を使い、人々の生活に意味のある効果を持つ方法を探します。
優勝したチームは、5 人のベイエリアのデータサイエンティストからなるチームでした。彼らはデータに対する手腕と GCP クレジットを利用し、アダルトエスコート ウェブサイトに投稿された電話番号とテキストのパターンを解析し売春組織を特定しました。GCE ノードで構成されたクラスターを使い、非営利団体の Thorn から提供されたデータを処理し、38,600 の電話番号をインデックス化し、ヒューリスティックなフレーズ一致の手法を組み合わせ、アメリカ国内の 143 個もの異なるネットワークやセルを検出しました。
優勝したチームのリーダーだった Peter Renhardt がその時の状況を教えてくれました。「もしこのデータ処理にラップトップを使うなら 76 日はかかったでしょうね。ここに GCP クレジットを使うべきところだと思ったわけです。とりあえず コンソールから GCE インスタンスへ SSH でアクセスするまでは特に何の迷いもなく行えましたね。その後は、イメージを使って直ぐに 10 インスタンスを起動させ、ほんの 30 分程で何もないところから高性能クラスターを構築するところまでもっていけました。」
「GCP によってインフラの整備に無駄に時間を取られることがなかった。それで参加者は直ぐに動き出しアプリケーションへフォーカスすることができたようです。」と Bayes Impact の代表である Paul Duan は総括してくれました。
推定として、毎年 10 万人から 30 万人の子どもたちがアメリカ国内で商業的性的搾取のリスクにさらされ、100 万人の子どもたちが国際的な性的人身売買によって搾取されています*。優勝した
チームの仕事
は、Bayes Impact の 1 プロジェクトとして組み込まれ、拡張されていく予定です。
企業は、データ集約型の困難な問題に対し素早く回答を得るために、データサイエンスと Google のビッグデータツールを使い始めています。Bayes Impact と Google は、人とテクノロジが社会的な問題に対して取り組むと何が可能になるのかを示すために、これからも共同して取り組んでいきます。
*U.S. Department of State, The Facts About Child Sex Tourism: 2005.
Google Maps for Work サイト 「Maps going to Google」 の第二章「資産や人員配置の把握と最適化」をアップしました。
2015年1月16日金曜日
Google Maps の使い方と利用事例を網羅しているWebサイト、
「Maps going to Google」の第二章
、「資産や人員配置の把握と最適化」をアップしました。
地図の活用方法は、店舗の位置などをお客様向けにわかりやすく表示するのみならず、周辺の情報を入手し、新店舗の出店計画などに役立てたり、店舗ごとの売り上げ分析に使用したり、あるいは、車載装置と連動させて車両管理システムを開発するなど多岐にわたります。地図データは、企業が何を必要としているかにより、柔軟に対応するツールなのです。
最近では、施設の中を可視化するために、地図を活用する動きも出始めています。建物や施設の入口までたどり着いたのに、その中にある実際に行きたい店舗や部署にたどり着くために時間がかかったことはありませんか?大きな病院、野球場や競技場、あるいは、大きなオフィスビルの中を効率よく移動できたらと思いませんか?
第二章では、最近、利用企業や組織が増えてきている Google Indoor マップの活用事例を日本の事例も交えて紹介しています。日本の活用事例は、森ビル株式会社、そして、Google の年間最大イベント「Google Atmosphere Tokyo 2014」での活用事例です。目的地にすぐに到達できるように活用するほか、効率的な人員配置、施設配備用途に Google インドアマップの価値が見直されはじめています。
Google インドアマップを利用し、目的地への移動をより迅速かつスムーズに
Google マップの一機能であるGoogle インドアマップを使えば、以下のようなことが可能になり、さらには、空港やデパート、ショッピングモールなどの商業施設の構内図を Google マップ上で見ることが可能になるため、これまで目的地に達するまでに時間がかかっていた広大な敷地内でも、目的とする場所を指定することで、屋内のどこをどう歩いていけば良いかをひと目で確認することができるようになり、迷わず目的地に到達することが可能になるのです。
屋内の場所の表示・検索:Google インドアマップ機能は Google マップに組み込まれているため、Google マップの便利な機能を使って屋内の場所を閲覧したり、検索したりすることができます。
ズームインで表示:ズームインするだけで構内図を表示したり、構内の場所を検索することができます。
ワンタップでフロアを切り替え:画面右下で表示階を切り替えて館内のフロア間を移動できます。
モバイルアプリやウェブサイトへの組み込み:モバイルアプリやウェブサイトでも構内図が利用できるようになります。
顧客満足度やサービス品質の向上 ~Google インドアマップ機能を利用して~
森ビル株式会社が運営する一部の商業施設では、一般ユーザー向けにインドアマップ機能を使った施設案内マップを提供しています。六本木ヒルズをはじめとして、アークヒルズ、ヴィーナスフォートなどの施設に入居している店舗情報を Google マップ上で見ることができます。ルート検索機能を使えば、施設内も含めた移動ルートを表示することもできます。
森ビル株式会社都市開発本部の矢部俊男氏は次のように述べています。「商業施設をインドアマップ化することは、施設内のテナントのプロモーションにもつながっています。広い施設内のどこにテナントがあるかが Googleマップ一つで簡単に調べることができます。こうした情報は一般利用者にとって、とても有益です。また、テナントのオーナーにとっても、地図に自分のお店が載っていると仕事のやる気向上にも影響があるようです。」
具体的な効果測定は今後の課題としながらも、顧客満足度やサービス品質の向上にもつながる可能性は大きいといいます。「ホームセンターのような大きな施設では、インドアマップによって商品陳列の情報(どの商品がどこに置かれているか)もあわせて提供できれば、そのお店に直接行かなくても、店内の詳しい様子を事前に知ることができます。広いお店の中をどうやって歩くか、買いたい品物はどのゾーンにあるかなど、モバイル端末でお店の中で教えてくれるサービスを実現できますね。」(森ビル株式会社 矢部氏)
Google Maps for work のセールスエンジニア、丸山氏は、こう言います。「インドアマップはショッピングモールや病院、空港といった大きな施設内に限らず、オフィスのような比較的小さな空間の中でもその活用効果が期待できます。」
「Google Atmosphere Tokyo 2014 」でも利用
2014年7月、Googleが開催した「Google Atmosphere Tokyo 2014 」には、数千人もの方にご来場頂きました。会場はセッション用と展示用に大きく分かれ、それぞれに多数のスタッフが配備されました。ご来場いただいた皆様に満足していただくため、混雑状況に合わせてスタッフをどのように配置するかは運営サイドの悩みの一つでした。
そこで、地図として Googleマップを利用、会場内の情報はGoogle インドアマップ機能を利用して提供、構内図のデータも含めて、さまざまな情報をレイヤで管理できるようにしました。セッションなどのイベントのタイムテーブルは Google Calendar で作成、管理。Google Cloud Messaging を利用し、スタッフが携帯するスマートフォンの現在地を特定し、ロケーションに合わせて必要な情報をプッシュ配信するシステムを構築しました。大きな会場に散らばったスタッフの現在位置をリアルタイムに把握し、適切な場所へ移動指示を出したり、「次のセッションはどの会場で行われるのか」「この商品はどこに展示されているのか」など、ご来場いただいたお客様からの問い合わせにも的確に対応することができました。
施設案内やイベントやエリアマーケティングにおけるスタッフ配置などにかかわらず、Google インドアマップ機能を利用の範囲は、効率的なオフィス計画などにもご利用いただくことが可能です。詳細については、ぜひ、
「Maps going to Google」の第二章
をご覧下さい。
[GCP] Google Cloud Trace で、アプリケーションのパフォーマンスを診断する
2015年1月14日水曜日
昨年の Google I/O 2014 での
発表
から、11 月の GCPLive での
プレゼンテーションとデモ
、そして今回 Google Cloud Trace はベータとなり、皆さんに利用できるようになりました。
Google Cloud Trace を使うことで、時間のかかっているリクエストをトレースし、出力される詳細なレポートによって、アプリケーションのどこがボトルネックになっているかの診断が可能となります。Google Cloud Trace のトレース解析の機能は、レイテンシーの分布レポートによって、一部のユーザーでだけ時間がかかっているようなのリクエストの特定や、これまでにリリースしたバージョンと比べパフォーマンスが改善されているかの確認も可能です。
Google Cloud Trace の背景には、アプリケーションの速度の重要性についての認識があります。
英語の Google Cloud Platform Blog
で紹介されているように、高いパフォーマンスは、
顧客満足とリテンション
のために必須であり、一定のパフォーマンスをユーザーは予期して利用しているので、パフォーマンスが低ければ、そのアプリケーションでのユーザーの体験は著しく悪いものとなり、もうこのサイトを利用しないと判断してしまう可能性もあります。例えば、
25% のユーザーはロード時間が 4 秒を上回るとそのウェブ ページから離脱する
、
86% のユーザーはパフォーマンスの低いアプリケーションを削除する
とう調査結果もあります。
国内でも、状況が数値化されたデータは少ないものの、
低いパフォーマンスがユーザー体験を損ねること、あるいはユーザーに見限られしまうこと
は、同じように課題です。むしろエンジニアの皆さんの方が
重要視
しているのかもしれません。
Google Cloud Trace は、現在のところ Google App Engine または、Managed VMs を使い実行しているアプリケーションに対応し、アプリケーションと、そこで呼び出されている GAE サービスとの通信(RPC)がトレース可能になります。アプリケーションが Python で書かれているなら、例えば以下のような RPC が該当します。
db.get(), db.put(), db.query() のような Datastore の呼び出し
memcache.get(), memcache.get_multi() のような Memcache の呼び出し
urlfetch.fetch() のような URL Fetch の呼び出し
その結果、Google Cloud Trace のパフォーマンス診断では次のようなことがわかり、アプリケーションのパフォーマンス改善に繋げることができます。
処理の中で必要のないサービスを呼び出している
同じデータを取得するために複数回のサービスを呼び出している
バッチ、または並列実行でも構わないはずが、順次実行でサービスを呼び出している
Google Cloud Trace を利用するには、
Developers Console
にアクセスし、プロジェクトを開いてから、左のナビゲーションの、Monitoring > Traces を選びます。デフォルトで機能はオフになっているため、利用を開始するには Settings タブから、Traces を On に設定してください。設定したことによるパフォーマンスへの影響はありません。また、アプリケーションを更新してもトレースは継続されます。
Google Cloud Trace の概要がわかるように、以下にスクリーンショット掲載しています。図 1 はアプリケーションに対する 1 つのリクエストの内訳であり、処理中にどこで時間が費やされているかが示されています。
図 1 - リクエストの内訳
Gogole Cloud Trace は一連のリクエストを解析し、レイテンシーの分布、レイテンシーのパーセンタイル値と、そのパーセンタイル値に入る、いくつかのリクエストのトレース、そして大きなボトルネックとなっている RPC を表示します。
図 2 - リクエスト解析
Google Cloud Trace ではパッチ当て前後でのアプリケーションのリクエストに対するレイテンシー解析の結果を比較することもできます。図 3 は比較の例です。
図 3 - リクエストの比較
Google Cloud Platform と統合されたツールであることで、プロジェクトと同じ Developer Console からアクセスでき、コードに変更を加えることなく、詳細なパフォーマンス診断ができることが、Google Cloud Trace の特徴と言えるでしょう。
詳細は、
Google Cloud Platform Live でのプレゼンテーション
や
ドキュメンテーション
を確認してください。実際に試すには、Developers Console から
プロジェクトのページ
へ進み、左のナビゲーションの、Monitoring > Traces を選びます。デフォルトで機能はオフになっているため、利用を開始するには Settings タブから、Traces を On に設定してください。
(このポストは、プロダクトマネージャー Pratul Dublish のポストをもとに、Google Cloud Platform チームが編集しました。)
[GCP] MITx では、Google Compute Engine 上で Akselos を実行し工学シミュレーションに活用
2015年1月13日火曜日
橋や建築物、航空機のような生活に欠かせない基盤の設計や評価。これをエンジニアが高度なシュミレーションソフトウェアを使って実現できるプラットフォームである Akselos の
Google Cloud Platform
活用事例をご紹介します。
大きなオフィスビルにいるときや、巨大な橋をドライブしているときを想像してください。こんなに大きな建造物がそこに何事もなく存在し続けている、それを可能にしている仕事をしている人がいる、そんな想像をする機会は少ないですよね。
幸運にも私たちがそういった想像をする必要がないのは、建造物が実際に作られる前に、設計上の無数の課題をエンジニアが解決しているからです。例えば梁はどのくらいの太さが必要なのか、異なる建材が時間経過でどう風化していくのか。そして幸運にもエンジニアは
Akselos
のようなソフトウェアを使って課題解決に取り組めます。そして今、MIT のオンライン講義「Elements of Structure」の受講生ならば、世界中の誰でもこのソフトウェアを使えるのです。
Google Compute Engine
(GCE) 上で動作している Akselos は、複雑な構造物の大規模なシミュレーションをソフトウェアで実現します。大きな橋でも安心して渡れる理由です。
コンピューターによるシミュレーションは、現代エンジニアリングの鍵と言えます。現在、業界の中で標準として使われている手法は有限要素解析 (FEA) と呼ばれるものですが、大規模な 3D FEA を行うには莫大な計算量が必要となります。実際問題、橋や建築物、港湾施設、海洋構造物、航空機といった巨大な構造物を 3D で詳細にモデリングするには FEA では現実的ではないこともあります。こういったシミュレーションでは RAM が多く要求され、デスクトップ ワークステーションの RAM では足りないこともあります(テラバイト以上必要なことも)。仮に RAM が足りていたとしても、数時間から数日の計算時間が必要です。時間が貴重であるなら、大規模のシミュレーションをするには 3D FEA では遅すぎるのです。
Akselos は、高度なシミュレーションをより早く、簡単な利用を
目指しています
。過去十数年かけて MIT や他の欧米の大学で開発された新しいアルゴリズムを使うと、大規模であれば FEA の 1000 倍以上の速さで処理しながらも、極めて詳細なシミュレーションが可能です。結果を速く得られることは現場では非常に重要です。重要な箇所には数百回、数千回のシミュレーションを重ね、検証することがエンジニアにとって必要だからです。例えばあらゆる動作周波数下でのガス タービンの振動特性の解析も、Akeselos を使えば、こういった調査を一日で終えられます。
Akeselos では、各シミュレーション モデルは数百から数千のコンポーネントで構成されます。それぞれのコンポーネントには、様々な特性(密度や強度等)や形状(長さ、湾曲率、き裂深さ)が含まれ、ワンクリックで変更できるようになっています。この巨大なデータを扱うために Akselos を Google Cloud Platform 上で動作させ、 Google のストレージ ソリューションと、スケール用に Replica Pools も活用しています。
Akselos の最初の Google Compute Engine への採用は、MIT 機械系学科の上級講師 Dr. Simona Socrate が、
エデックスの構造解析コース
2.01 受講生のために、より早いシミュレーション技術を導入したことがきっかけです。Dr. Socrate は、講義の中で生徒が構造力学における微細影響を双方向に視覚的に探求できるように、ウェブ ブラウザーで動くシミュレーション アプリケーションを導入したかったのです。これまでにも他のシミュレーション ツールを大学の講義で導入しようとしてきたものの、大概が生徒とって使い方をマスターするには複雑すぎてうまくいかなかったのです。
Dr. Socrate の方針に従い Akselos は、講義が有意義なものになるように、いくつもの WebGL ブラウザー アプリケーションを開発してきました。講義に登録している 7,500 人の受講生に対応するために、シュミレーションのバックエンド部分は GCE 上に配置しています。そして 99.9% のアップタイムで、1 時間あたり 15,000 回のシミュレーションの要求に耐えるようにテストをしてきた結果、4ヶ月のコースの間もシュミレーションは障害なく GCE で動作し続け、生徒からも高評価を受けました。
エデックスでの開発と並行して、Akselos はクラウド ベースのシミュレーション プラットフォームを公開し、今や大きくなりつつある世界中のエンジニアの
コミュニティ
で利用されています。Akselos は、可能な限り多くの人々にパワフルなシミュレーション技術を提供し、様々なエンジニアリング分野でのデザインと分析のワークフローを強化することを目指しています。Akselos は、GCE に設置されたソフトウェアを利用して、すべてのエンジニアがより早く簡単に、より詳細なシミュレーションができるよう日々進歩しています。
[GCP] Cloud Dataflow SDK for Java をオープンソース公開
2015年1月9日金曜日
データの持つ「価値」は、その分析を通じて得られるインテリジェンスにあります。しかし、データセットの巨大化や、多様なストレージ システムへのデータの分散の影響で、データからインテリジェンスを導くことは容易ではありません。さらにリアルタイム分析のニーズの増加など、いまエンジニアはさまざまな課題に直面しています。
Google は 2014 年 7 月、データ処理のためのまったく新しいマネージド サービス、
Google Cloud Dataflow
のアルファ版を発表しました。このサービスは、ビッグデータ処理基盤の運用の負荷を大きく引き下げ、エンジニアが開発のみに集中できる環境を提供します。データサイエンティストやデータアナリスト、そしてデータ処理に関わるエンジニアが、データを今以上に簡単に、より広い範囲で扱えるようにするものです。用途や使い方を問わず、分散システムを扱うための労力を不要とし、シンプルで直感的なプログラミング コンセプトを用いたデータからのインテリジェンスの抽出を可能とします。
今回 Google では、
Google Cloud Dataflow
の導入を促し、またさまざまなプログラミング言語や実行環境へポーティングできる土台を提供すべく、同サービスにアクセスするためのライブラリである「Cloud Dataflow SDK」をオープンソース化しました。
Gooole Cloud Dataflow は、Google 社内で用いられてきた
FlumeJava
と呼ばれるプログラミング モデルをベースとしています。FlumeJava の導入の過程で、データをインテリジェンスへ転換する上での多くの知見を得られました。この知見を基盤に、Cloud Dataflow SDK をオープンソースとして共有することで、次の 3 点で開発者コミュニティによるさらなる発展を促します。
ストリーム処理とバッチ処理の統合によるイノベーション
:Cloud Dataflow SDK では、バッチ処理とストリーム処理の両方を統合したモデルを導入します。この統合がもたらす再利用可能なプログラミング パターンが、開発効率の向上を実現するカギとなります。また、時間軸でのデータ集約のための
豊富なウィンドウ関数
を提供し、バッチとストリーム両方の種類のデータソースに対して同じ処理を適用できます。
さまざまなプログラミング言語による Dataflow プログラミング モデルのサポート
:Dataflow がサポートするプログラミング言語とプログラミング パターンは、今後も増加していきます。Dataflow をより多くのアプリケーションから使えるように、現在 Python 3 版 SDK の開発が進められています。
サードパーティのサービス環境での Dataflow の実行
:現在のIT開発、とりわけクラウド分野おいては、多種多様なサービスをいかにして組み合わせ構成するかが重要なポイントとなります。Cloud Dataflow は、大規模にスケール可能で、高い信頼性と一貫性を備えるマネージド サービスとして構築されていますが、一方で外部サービスへのポータビリティも重視されています。例えば Apache Storm や Spark、 Hadoop 製品ファミリーは引き続きは発展を続けているものの、それにともなうプログラミングモデルの分裂が開発者にとっての課題となります。大規模データ処理の実行環境やサービス環境のポータビリティを確保することで、そうした苦労をなるべくなくし、デプロイ先プラットフォームの選択肢を広げます。
バックグラウンドのさまざまに異なる開発者が分散データ処理を行えるシステムを、皆さんと協力して構築していけることが楽しみです。 GitHub の
Dataflow SDK for Java
リポジトリを通じたコミュニティへの参加をお待ちしています。
Cloud Dataflow コミュニティには、以下の方法で参加できます。
- Google Cloud Dataflow の
利用申し込み
-
ドキュメント
(英)による詳細の確認
- StackOverflow での議論への参加 [タグ:
google-cloud-dataflow
]
[GCP] 12 月の Google Cloud Platform の動向を振り返る: 6 つの事例、3つは Windows ワークロードについて、2 つは Dataflow について、そして Year in Review ハイライトシリーズ
2015年1月8日木曜日
お正月も終わってしまいましたが、すこし去年を振り返ります。ちょっとした内容ですが、ちょっとでも休暇明けの皆さんを元気にできればいいなと思いながら。
Google Cloud Platform
(GCP) の 12 月はこんなことがありました。
Google Cloud Platform 版クリスマス クッキーハウス
Windows サポートの拡充
12 月のはじめに、GCP チームは、Google Compute Engine の新機能を 3 つリリース。高性能 Windows ベースのワークロードを大規模に実行している皆さんに最適な環境を用意しました。
機能の詳細についてはこちら
をご覧ください。
安心してお買い物
休暇シーズンに間に合わせたかのように、GCP が Payment Card Industry Data Security Standards (PCI DSS) へ
準拠認定されたことをお伝え
しました。PCI DSS によって、どのブランドのクレジットカードの会員情報であっても、それを保持し、処理、通信することを GCP 上で可能にしてくれます。
語られる、驚きのストーリー
Google Cloud Platform どう使っているのか。そのストーリーを聞けるのはとても嬉しいです。12 月は次のストーリーを語ってもらいました。
Aerospike
-
Google Compute Engine
(GCE)でどのように秒間 100 万書き込みを達成したか
Wix
- マルチ クラウド デプロイメントでどのように高可用性を実現したか
dotCloud
- Google Cloud Platform でより高速で信頼性の高い PaaS を提供する方法
Akselos
(英語)- どのように複雑な工学シミュレーションを伴う MITx の edX コースを GCE で支援したか
RealMassive
(英語) - 強力なデータ技術を利用して商業不動産を変貌させる方法
Bayes Impact
(英語) - Bayes Impact 自体が GCP を使ってという話ではありませんが、開催している 24 時間のハッカソンで、データサイエンティスト達が GCE や
BigQuery
といったツールを活用して何テラバイトもの情報を高速で分析し、人々の暮らしに有意義な影響を与える方法を追求
また、日本での活用事例も公開しました。
ゲーム攻略完全図鑑
-
Google App Engine
で MAU (Monthly Active User) 950 万に達するサイトを運営
エイチーム
- リアルタイム RPG ゲームを GCE で開発
Cloud Developer Advocate チームから皆さんに「こんにちは」
Google は、GCP を使っている皆さんが最大限に成功することを目指しています。その目的を実現するチームを紹介しています。ときにはイベントで話しているのを見かけたり、
Twitter
でした質問の回答者かもしれません。もちろん Google Cloud Platform で質問やフィードバックを受け付けてもいます。各メンバーについては、
自己紹介のポスト
から。
Cloud Dataflow のあれこれ
まずは
Cloud Dataflow SDK
がオープンソースで利用可能になったという発表です。これで、GCP のマーネジドサービスとの統合が容易になり、他のプログラミング言語や実行環境に Cloud Dataflow を移行する基盤にもなります。Cloud Dataflow をオープンソースで公開した理由については、
こちらをご覧ください
。もう一つ
別のポスト
では、ニューヨークのタクシーの乗降データを集計し地図上に描き出すために、どう Cloud Dataflow を使い集計したの紹介しています。
Year in Review ハイライトシリーズで 2014 年を振り返る
Google Cloud Platform チームは毎年 Year in Review ブログシリーズを実施し、毎回別の Google 社員が選んだ GCP のこの一年のハイライトを紹介しています。このブログシリーズは 5 日に、 Urs Hölzle の「
最近の開発者は楽をしすぎている
」をもって完結しました。その中には、有名なクリスマスの前の晩の
物語
をもじった
GCP ポエム
、それから Kubernetes と Google Container Engine から見る、
オープンソースを優先することの考察といったポスト
も。きっと気に入るものがあると思いますよ。
それでは、2015 年もどうぞよろしくお願いいたします。
- GCP チーム一同
#77minLunch 株式会社 JTB 情報システム
2015年1月7日水曜日
あけましておめでとうございます。本年も引き続き、企業・組織における「より良い働き方」に役立てていただけるよう、様々な情報を発信していきたいと思います。どうぞよろしくお願いいたします。
さて、新年最初の投稿は #77minLunch 。本日は 株式会社 JTB 情報システム のランチ風景をご紹介します。
同社では JTB グループ内の交流人事でインドから社員を迎えています。 ”シャッフルランチ” という、さまざまな社員が入れ替わり立ち代わりメンバーに入るランチ企画を開催することで、交流人事で来た社員と、お互いの国の文化や IT 事情に触れる機会を設けているそうです。
この日はオフィスに近い喫茶店でランチを実施。皆さんの和やかな雰囲気が伝わってきますね。
JTB グループの IT 戦略の推進や、グループ各社のシステム開発・運用業務を担っている同社では、Google グループを利用し、ユーザーからのお問い合わせをチームメンバー全員が共有し、迅速に対応が行えるような仕組みを利用されています。
また、日々のシステムに関するイベントについては Google カレンダー上に作成し、全員で共有・認識できるようにしているそうです。
さらに、ペーパーレスの推進のため、社員全員に iPad が配布され、ドキュメントの共有が Google ドライブ上で行われたり、最近では、離れたオフィスの社員が一つのプロジェクトに関わることも多いことから、Google+ やハングアウトも活用しています。
いつでもどこでもどんなデバイスでもコミュニケーションできるようになったことで、会議のためのオフィス間移動も減り、ゆったりしたランチタイムが実現できているそうです!
株式会社 JTB 情報システム
http://www.jss.co.jp/
《 #77minLunch フォト大募集! 》
皆さんも業務を効率化し、いつもよりもゆったりしたランチを仲間と楽しく過ごしませんか?
77minLunch(セブンティセブンミニッツランチ) では、Google for Work をご利用いただいている企業、団体、チームの素敵なランチ風景を募集しています!
77minLunch 応募フォームは
こちら
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