Japan 公式ブログ
Google の企業向けソリューションに関する公式な情報やユーザーの事例などを、いち早く皆さんにお届けします。
G Suite : チームのためのインテリジェントなツール
2016年10月5日水曜日
※この投稿は、米国時間 9月29日に、Prabhakar Raghavan, Vice President Apps, Google Cloud によって投稿された “
G Suite: intelligent tools designed for teams
“ の抄訳です。
ある調査によると、メールのやりとり、スケジューリング、会議への参加や情報収集といった一般的な業務に費やされる時間は、1週間のうちの3営業日を占める反面、本来もっと時間を費やすべき仕事や業務にはたった 2営業日しか費やされていないということがわかっています。繰り返し行われる機械的な業務に多くの時間を取られがちですが、そういった業務こそ本来コンピューターが得意としており、昨今のマシン インテリジェンス(機械学習)の進化によりそれが現実のものになっています。
今回、Google では
G Suite
に様々な新しい機能を追加しました。これにより、お客様がより戦略的かつクリエイティブな業務に集中できるよう、より一層支援していきたいと考えています。
Google はこの 10 年間、機械学習の研究に精力的に取り組んできました。今年、アルファ碁が成し遂げた人工知能史上初の快挙は、Google 全域における
インスタント翻訳
や 画像認識 といった100を超える製品に対する取り組みに力を与えました。また1年前に
スマート リプライ
を発表し、メールへの返信をより短時間で行えるよう、もともとの内容に見合った返信案を表示する機能(英語のみ)を提供しました。現在、携帯端末からの返信の10%がこのスマート リプライによって送信されています。ユーザーからの需要が非常に高いため、今後も改良を重ね、お客様の問題解決に役立てていきます。
よりスマートなストレージ
情報を探し集める作業は、ユーザーにとって時間を浪費する最大の原因です。事実、この作業だけで1週間のうちの1営業日がまるまる費やされるとさえいわれています。Google ドライブを開いたときに、指先ひとつで簡単に現在進行中の作業に関連しているファイルにアクセスできるのが、Android 向けドライブアプリ搭載の
Quick Access
です。同僚とのやりとり、よくある会議やドライブ 内のアクティビティといったシグナルに基づいて機械学習であなたの仕事のリズムをドライブに学習させ、必要なファイルが勝手に出てくるようになります。我々のユーザーへの調査では、ファイルを見つけるのに従業員が通常費やす時間のおよそ50%を Quick Access で節約できることが証明されています。
よりスマートにスケジュール管理
関わる人や拠点が増えてくると、会議時間を設定するのが難しくなることがあります。機械学習を使った Google カレンダー なら、相手の空いている
時間を探して
招待することが簡単にできるだけでなく、過去の
利用状況を参照して使用可能な最適な部屋
を提案してくれます。さらに、招待したい人が多く空き時間も見あたらない場合には、 1:1 の会議に分割するなど柔軟な方法を提案してくれます。
よりスマートなスプレッドシート
Google では1年前に
Google スプレッドシートの探索機能
を発表。スプレッドシートのデータから、自動的に表や所見をまとめることができるようになりました。しかし関数に馴染みがないユーザーの皆さんの前ではスプレットシートはその進化を発揮しきれていないかもしれません。関数を使うということは、いわば人間がコンピューターの言葉で話すことを強いられていることにほかなりません。私たちは
機械学習
でこの問題にアプローチしました。これからは自然にやりたいことや質問を入力するだけで、自然言語処理があなたの質問を計算式に変換し素早く答えを出してくれます。
よりスマートなドキュメント
2012年に Google ドキュメントに検索機能を追加したことで、Google 検索エンジンの能力をドキュメント作成でそのまま使えるようになりました。そして今度は Google ドキュメントの探索機能に追加された
機械学習
が、知っておくとよい関連トピックや、挿入する画像、その他のコンテンツを見つけ出して自動的にお勧めしてくれるようになりました。さらに、ドキュメントの探索機能を使ってドライブ から関連ドキュメントを見つけることもできるので、アプリケーションを切り替えるための時間を節約し、アイデアに磨きをかけることにより多くの時間を使うことができます。
よりスマートなプレゼンテーション
ひらめきをうまくプレゼンに落としこむためには沢山の労力が必要となります。我々は時に、語りたいストーリーを組み立てるためにその頭脳をクリエイティブに使うよりも、スライドのフォーマットを揃えることに時間を費やしてしまうものです。しかし Google スライドの探索機能 を使えば、プレゼン資料にコンテンツを追加するときに内容がより映えるようなレイアウトをダイナミックに提案してくれます。この機能を使うことで、フォーマットを揃えるために費やされていた時間の30%以上を節約できることが判明しています。数回クリックするだけで、プロのグラフィックデザイナーがデザインしたような出来栄えに生まれ変わります。
使えば使うほど次第に学習して改善し続け、あなたの時間をより節約してくれるのがこれらの
機械学習
の最も優れた点です。昨日より今日、今日より明日と、より多くの時間を戦略的計画や創造的思考、あるいはチーム内の共同作業にあてることができます。
チームのためのドライブ
2012年、Google ドライブ が発表された時、あらゆる端末からあらゆる仕事ができるようになったことが最も重要なポイントでした。10億台以上のスマートフォンに Google ドライブ がインストールされた今、モビリティはもはや当たり前となり、チームという新たなフォーカスが浮かび上がってきました。チームは素早く成長し、縮小し、建て直されます。そこで、個人ユーザーからチームへとフォーカスをシフトした、Team Drives という新たな機能が追加されました。コンテンツの所有権や共有はチームレベルで管理され、チームのコンテンツをより細かく制御することができます。Team Drives は新たなチームメンバーを加える(チームメンバーを追加するとその人は瞬時に全ての仕事にアクセスできる)ことから、チームを外れるメンバーを取り消す(チームから外してもその人の仕事はその場に留まる)作業まで、チームワークにかかるありとあらゆる無駄をエンドツーエンドで省きます。少人数のお客様とTeam Drives のプレビューを行い、この機能が
Early Adopter Program
を通して
この度、EAPでより多くのお客様にお試しいただけるようになりました
。
チームのための会議
チームは国や会社といったオフィスの壁を超えて存在します。ビデオ会議はそういった場所に存在するチームを一つにするためのツールとして必須です。どこに座っていようと移動中であろうと何一つ見逃す必要がありません。新しい Google ハングアウトのUIでは、ダウンロードも不要、ブラウザーのプラグインも不要で、誰でも招待し、どの端末からでも参加し、アカウントがなくてもデータ接続がなくても参加することが可能です。全ての会議には短いリンク先とダイヤルイン番号が作成され誰でも招待できます。最新のユーザーインターフェースは、最大50名のビデオ参加者に対応。カレンダーとシームレスに融合し瞬時に画面を共有することができるようになったので、これまで以上にチームと繋がることができます。Team Drives 同様、少人数のお客様と新しい会議体験のプレビューを行い、この機能を
Early Adopter Program
を通してより多くのお客様に広めていきます。
いつでも、どこからでも簡単、自由な共同作業を可能にすることで、より多くのことを達成できるように支援したい。それが G Suite が目指すことです。
G Suite は、企業向けのクラウド型プロダクティビティ スイートとして、機械学習の進化を取り入れることにより、チームワークの活発化や業務の効率化、組織間連携を促進、ひいては企業の成長速度の加速に貢献します。
今回発表した G Suite における最新機能は、繰り返される業務に使われている無駄な時間を取り戻し、これまで連携の取られていなかった業務を分析して、同じ場所にいられなくても繋がることができるよう手助けします。今後も
機械学習
へのさらなるフォーカスと、ワークプレイスの変革に力を注いでまいります。どうぞご期待下さい。
ーーーーー
Google Cloud および G Suite に関しては、以下のブログも合わせてご覧ください。
クラウドの力をもっと -- Google Cloud 発表
G Suite のご紹介 All together now.
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