Japan 公式ブログ
Google の企業向けソリューションに関する公式な情報やユーザーの事例などを、いち早く皆さんにお届けします。
株式会社オークネット・アイビーエスの導入事例:自社の抱える膨大な情報資産を AI 活用で“金の卵”に
2017年5月31日水曜日
Vision API、TensorFlow、Cloud ML、近年特に注目度の高い AI テクノロジーの活用事例を紹介します。30 年を越える情報流通事業で蓄積したビッグデータを、AI を駆使した独自システム「Konpeki」で有効活用した株式会社オークネット・アイビーエスの描く未来について伺いました。
株式会社オークネット・アイビーエス
クラウドビジネス推進部
統括 GM
黒柳為之さん(写真右)
大橋秀紀さん(写真左)
■利用している Google Cloud Platform サービス
Google Cloud Vision API、Google Cloud Machine Learning、TensorFlow
■
株式会社オークネット・アイビーエス
中古車、バイク、花卉、ブランド品などの関連事業者向けオークション流通支援業を営む、株式会社オークネット(2017 年 3 月 29 日に東証一部上場)のシステム開発部門を分社する形で 2015 年 1 月に設立。最先端テクノロジーを駆使した IT プラットフォームをグループ内外に提供する。なお、社名のアイビーエスは Innovative Business Solution の略。
発想のきっかけは「AlphaGo」?
Web テクノロジー・クラウドソリューションを活用した新たなビジネススキームを生み出すべく、2015 年 1 月に株式会社オークネットから分社・独立した株式会社オークネット・アイビーエス。オークション事業で長らく培ってきたリアルタイム Web 技術に加え、今後、ますます重要度が高まっていくとされる、AI、IoT、そしてビッグデータ技術を事業の柱として、さまざまなチャレンジを行っています。
2016 年 10 月にサービス提供開始した、車両画像識別システム「
Konpeki(紺碧)
」もその成果の 1 つ。オークネットが約 30 年に渡って蓄積してきた車両取引のビッグデータを元に、写真から車名や型式を割り出し、また、その写真が車両のどの部分を写したものなのかを判定する機能を実現しています。今回は、その開発背景から導入後の効果、そして今後の展望について、同社クラウドビジネス推進部を率いる統括 GM 黒柳為之さんと、その指揮下で開発チームを率いた現場導入リーダーである大橋秀紀さんに伺いました。
「まず前提としてあったのが、オークネットが保持する膨大な情報資産をどうにかして有効活用できないかということ。オークネットでは年間約 400 万台の中古車流通を扱っているのですが、当時はそれを上手く活用できていなかったのです。これを金の卵にかえられないかということをずっと考えていたのですが、ある日、『AlphaGo(アルファ碁)』が盛り上がっているのを見て、AI を使えば何かができるのではないかと閃めきました。その後、社内でビッグデータ× AI の活用法を検討していく中で、
TensorFlow
と
Google Cloud Vision API
を使った車両画像識別システムを開発することになりました。」(黒柳さん) そうして2016年1月から Konpeki の開発がスタート。当時はまだ具体的なビジネス活用を想定していない実験的なプロジェクトだったそうですが、それゆえにいくつかのチャレンジを心がけたと言います。1 つは、解析する画像(オークション出品社が撮影した車両写真)に手を加えないこと。そしてもう 1 つが学習と評価の自動化です。 「両者に共通しているのは、運用において余分な処理を増やさないこと。例えば再学習の結果を人手で検証してしまうと、膨大なコストが発生してしまいます。画像収集からモデル作成、評価、反映までのサイクルを完全自動化することで、費用をかけずに日々追加されていくオークション車両画像を取り込んだ最新判定モデルを維持できるようにしたかったのです。」(黒柳さん)
とは言え、そこに至る過程ではやはり人力に頼らざるを得なかった面も。まず苦しめられたのが、教師データとなる取引情報のクレンジング。いかに大量のデータがあるとは言え、それら全てをそのまま投入したのでは正しい結果は生まれません。総計1億件以上にも及ぶ、文字通りのビッグデータを正確に仕分けしていく作業がとにかく大変だったと言います。その後も、効率的に車種・型式を判別するために最適なアングルの検証など、開発初期はひたすらにトライアンドエラーの繰り返しでした。
「それらについての目処が立った後には、学習スピードの向上が大きな課題となりました。取引情報には 1 つの車両当たり数点から十数点の写真が含まれているのですが、この処理が追いつかなくなってしまったのです。例えば 3 万枚の画像データをローカル環境の TensorFlow で処理しようとすると約 1 週間かかってしまいます。オークネットでは年間約 1,200 万枚の車両写真を蓄積しているので、これではどうやっても終わりません。そこで、2016 年 10 月頃、Google さんからの勧めに応じて、まだβ版だった
Google Cloud Machine Learning(Cloud ML)
を導入。並列処理をすることで、爆発的に処理速度が向上。あっという間に学習を完了させることができました。」(大橋さん)
「自動車」という枠を越えて、さまざまな業界への展開も開始
当初はビジネス活用の具体的なプランがなかったという Konpeki ですが、昨年 12 月、たまたま同じオフィスビルに入居していたという縁から、ランドクルーザー、ハイエースに特化した新車・中古車販売会社フレックス株式会社への導入が決定。フレックスでは、それまで買い取りした中古車の車両画像を手作業で分類・登録していたのですが、これを Konpeki で自動化できるのではないかと考えたのです。
「こうした画像認識は Konpeki の最も得意とするところ。これまで 20 分前後かかっていた作業が一瞬で終わるという時間的メリットに加え、手作業ではどうしても避けられないミスを防げること、これまで主観に頼っていた分類を AI が統一的に処理することなど、フレックスさんの業務上の負荷を軽減することができました。」(黒柳さん)
この成功を受けて、Konpeki は今後もさまざまな業務に拡大予定。ユニークなところでは、その高精度な車両画像識別技術を活かして、交通量調査に使おうという計画があるそうです。また、一般消費者が目にするところでは、流行りの LINE 査定での利用も視野に入っているのだとか。さらに、オークネットが保持する自動車以外のビッグデータを学習させた、他ジャンル向けの Konpeki 派生バージョンも開発開始。既に、ブランド品に特化した「Konpeki for Brand」が提供開始されています。
「今回、Konpekiで得たノウハウを元に、ディープラーニングを利用した汎用の画像識別システム構築用プラットフォーム『
Kogane(黄金)
』を提供開始しました。社内に活用できていない画像情報資産を抱えているというお客さまに活用していただけるとうれしいですね。もちろんそのためには、我々も苦労させられたビッグデータを正しく活用するための仕分けなども必要になるのですが、そういうお手伝いも含めてサービスを展開していきたいと考えています。」(黒柳さん)
実績を重ね、Google Cloud Next などのイベントでの講演を繰り返していく中、最近ではこれまで付き合いのなかった業界からも Konpeki や Kogane に関する問い合わせが増えているとのこと。
「そうしたお付き合いの中からヒントをいただき、現在は、食料品などの検査に Konpeki で培った技術とノウハウを活用できないかを模索中しています。具体的なことはまだお話できる段階にないのですが、食材の外観を分析することで、品質や安全性を判定する仕組みを作っていこうと考えています。食べ物の場合、自動車やブランド品などと異なり、一定以上悪いところがあると売り物にならなくなるなど、これまでとはロジックを変えなければならないのですが挑戦する価値はあると思っています。」(大橋さん)
「現在、食品検査の世界はライン上に高額なカメラを配置して都度、専用に設計したロジックで分析を行っているのですが、それを AI で置き換えられるんじゃないかと思っています。機械学習を駆使すれば、どんどん賢く、正確になっていくので、従来のように新しいことを始めるたびに改修するコストがかかりません。上手くはまれば、食品検査を新しい次元に持って行けるんじゃないかと思っているんですよ。」(黒柳さん)
株式会社オークネット・アイビーエスの導入事例 PDF は
こちら
をご覧ください。 GCP のその他の導入事例は
こちら
をご覧ください。
【Google Cloud Next '17 in Tokyo】体験エリアとおすすめセッション (第2弾) のご紹介
2017年5月25日木曜日
来る 6 月 14 日(水)・ 15 日(木)の 2 日間、経営者から IT マネージャー、技術パートナー、デベロッパーの皆様を対象に開催する「
Google Cloud Next '17 in Tokyo
」に関する続報です。今回は、イベント会場に併設される Google Cloud 体験エリア、及びおすすめセッション (第2弾) についてご紹介します。
Google Cloud 体験エリア
Google Cloud 体験エリア
では、最新のクラウド技術を体験できるデモブースや、スポンサーブースを多数ご用意しています。セッションに登壇する Google 社員や本社製品開発担当者が、皆さんからの質問に個別にお答えするブース "
Ask the Expert
" を始め、Google が開発したデジタルホワイトボード "
Jamboard
" 、機械学習ロボットのデモ "
Find Your Candy
" や、アプリケーションのインスタンスを無理やりクラッシュさせる体験ゲーム "
Push Kubernetes
" など、ご来場いただいた皆さんに実際に体験していただけるコンテンツが盛りだくさんです。
体験エリアの様々なブースの中でも、日本オリジナルのコンテンツとして必見なのが、"
What's Happening Now ?
" と "
BigQuery in Business
" です。"
What's Happening Now ?
" のブースでは、株式会社ソラコム様、株式会社グルーヴノーツ様、株式会社ブレインパッド様のご協力のもと、GCP で実現する IoT ソリューションのデモを行ないます。Raspberry Pi で収集したデータをもとに、本イベントの混雑状況、行動特性分析結果を可視化してお見せします。また、"
BigQuery in Business
" のブースでは、株式会社トップゲート様のご協力のもと、小売店を想定したサンプル購買データを使用し、リアルタイムでのデータ分析と可視化のデモを行います。従来の POS データとオンラインショッピングのデータ統合から、最終的に Data Studio でダッシュボード作成・レポート化を行なうまでの一連の流れを実際にお試しいただけます。
体験エリアの開設時間は、6/14(水)・6/15(木) 両日共に 9:30 〜 17:30 となっております。場所はこちらの
フロアマップ
の緑のエリアです。ぜひ、セッションの合間に足をお運びください。
おすすめセッション (第2弾)
先週、
こちら
のブログで Next のおすすめセッションについてご案内しましたが、本日は第2弾として、おすすめセッションをさらに 3 つピックアップしてご紹介します。
◆
働き方改革と Google Apps Script に興味のある方におすすめのセッション
◆
GAS 利用で実現する働き方改革
6 月 14 日, 12:00 PM—12:40 PM
ルーム D / D1-1-L1
G Suite で利用できる開発ツールの GAS / AppMaker / GAE のご説明、ならびに GAS について、ソフトバンクで実際に業務で利用している複数のスクリプトをどういった課題に対して作成したのか、どういった効果が得られたのか、ソフトバンク株式会社クラウドエンジニアリング統括部の
増岡 千智
様がご紹介いたします。
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◆
セキュリティに興味のある方におすすめのセッション
◆
セキュリティ人材不足への回答~ GCP を活用した「Secure Terrain」の衝撃
6 月 14 日, 1:00 PM—1:40 PM
ルーム D / D1-2-S4
クラウドや IoT、AI などのエマージングテクノロジーの普及に伴い、サイバー空間では様々な脅威が広がっている中、日本では 2020 年に約 19 万人のセキュリティ人材が不足すると言われています。本セッションでは、GCP を活用した画期的なセキュリティ・アナリティクス・ソリューション「Secure Terrain」をPwCコンサルティング合同会社 パートナーの
山本 直樹
様がご紹介。セキュリティ人材不足の解決策をご提案します。
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◆
働き方改革に興味のある方におすすめのハンズオンセッション
◆
【ハンズオンセッション】月1万円で働き方改革!? 顧客管理やワークフローを Excel や Access で頑張っている方必見。システナのオリジナル業務アプリ「 Canbus -キャンバス-」で解決。
6 月 14 日, 5:20 PM—6:00 PM
ルーム H / D1-6-X6
営業部隊の顧客管理や案件管理、総務部の社内申請など紙や Excel を使って「頑張って」運用をしている企業様はまだまだいます。 システナの新しいクラウドサービス「 Canbus -キャンバス-」は、そんなユーザー様が思い描く通りのオリジナル業務アプリを簡単に作ることができます。本セッションでは、株式会社システナの
村上 麗子
様より、アプリ作成のデモを通じて Canbus の世界をご紹介します。
今回ご紹介したセッション以外にも、おすすめセッションが盛りだくさんです。
Google Cloud Next '17 in Tokyo
のスケジュールをくまなくご確認いただき、ご自身に合ったセッションを早めにご登録いただくことをおすすめします。
————————————————————
イベント名: Google Cloud Next '17 in Tokyo
日 程: 2017 年 6 月 14 日(水)・15 日(木)
開 場: 8:30 (予定)
基調講演: 9:30 〜 11:30 (予定)
セッション: 12:00 〜 18:00(予定)
会 場:
ザ・プリンス パークタワー東京
〒105-8563 東京都港区芝公園 4 - 8 - 1
お申し込みはこちら
https://goo.gl/qjf8Id
お問い合わせ先
Google Cloud Next Tokyo '17 運営事務局
nexttokyo17@google.com
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企業がチームドライブを使用すべき 4 つの理由
2017年5月22日月曜日
※この投稿は、米国時間 2017 年 5 月 15 日に
Keywordに投稿されたもの
の抄訳です。
1. チームドライブで新メンバーの受け入れがスムーズに
新しく迎え入れたチーム メンバーが能力を発揮するようになるまで、数週間や、場合によっては数か月かかることがあります。その一因は、アクセスできるトレーニング教材やプロジェクト情報が限られていることかもしれません。
Google ドライブ
の新機能である
チームドライブ
を活用すれば、新メンバーは適切なドキュメントにすぐにアクセスできるので、ランプアップに要する時間が大幅に短縮され、素早くチーム メンバーとして自立することが可能です。
2. チーム メンバーが離脱しても、ファイルはチームドライブに残る
従業員の退社時にファイルのオーナー管理作業が発生することは、多くの企業にとって大きな悩みの種です。チームドライブでは、ドライブ内のファイルは個人ではなくチームに属します。そのため、従業員の退社時にファイルの追跡や情報の引き継ぎを心配する必要はありません。ファイルはチームドライブ内に残るため、チームは引き続き情報を共有でき、ワークフローに支障は生じません。
3. 従業員と管理者の権限の管理、共有が容易
大規模な組織では、データの追跡は非常に重要です。適切な従業員だけが情報を共有するようにアクセス権限を管理するツールが必要になります。
チームドライブを使用すると、ファイルへのアクセス権を従業員が容易に管理できます。特定のファイルに対する編集やコメント、再編成、削除を誰に許可するかなど、アクセス権限をきめ細かく設定できます。デフォルトでは、誰がファイルを追加、整理したかにかかわらず、チームドライブのすべてのチーム メンバーに自動的に同じファイルが表示されます。これは、信頼できるチーム メンバーにファイルへのアクセス権を付与しなければならない回数を減らすためです。
従業員がチームドライブを使い始める前に、管理者は
G Suite 管理コンソール
で権限を調整できます。たとえば、チームドライブの有効範囲をドメイン全体もしくは特定の組織部門に設定することが可能です。また、管理者は必要に応じてチーム メンバーの追加または削除、権限の編集を行えます。
4. 機械学習により、適切なファイルを適切なタイミングで提供
ドライブの月間アクティブ ユーザー数は 8 億以上に上り
、ドライブには数兆個のファイルが保存されています。こうしたファイルの多くは従業員の集合知を体現しており、これらのファイルに素早くアクセスすることができれば、生産性の向上につながります。
以前は、企業向けのナレッジ マネジメント ソリューションが、適切なファイルを適切なタイミングで従業員に提供しようとしていました。しかし、そのためにはドキュメントに手動でメタデータのタグ付けを行う必要があり、それは時間のかかるプロセスでした。
今、その役割はドライブの
クイック アクセス機能
が担います。この機能は強力な機械学習アルゴリズムを使用して、トレンドになっているトピックや、チーム カレンダーなどのコンテキスト情報を分析し、関連するドキュメントを特定してユーザーにファイルを表示します。
こちらの
ステップ バイ ステップ ガイド
(英語) を参考にして、ぜひ今日からチームドライブをお使いください。
【Google Cloud Next '17 in Tokyo】おすすめセッションのご案内
2017年5月19日金曜日
Google Cloud Next '17 in Tokyo
の開催まで、あと 3 週間余りとなりました。イベント申し込み、およびセッション登録はお済みでしょうか? 午後の個別セッションに関しては、既に定員に達しお申し込みを締め切ったものもありますが、まだまだ複数のセッションでお席に空きがございます。
本日は、セッション登録でお悩みの方向けに、おすすめセッションを 6 つピックアップしてご紹介します。
◆
ファイルサーバのクラウド化に関心のある方におすすめのセッション
◆
Team Drives を使ったファイルサーバのクラウド移行 〜 企業向け Google ドライブの最新機能を徹底解説 〜
6 月 15 日, 2:05 PM—2:45 PM
ルーム D / D2-3-S6
Google ドライブのチームドライブをはじめとする最新機能を、ファイルサーバのクラウド化のシナリオに合わせて、Google Cloud シニア アカウント エグゼクティブ の
勝谷 北斗
と、プログラム マネージャーの
ドリュー ウォーリン
がデモを交えて解説します。 ファイルサーバの管理、容量、セキュリティ、バックアップ、その他企業内ファイル共有における課題をお持ちの企業のご担当者様、是非ご参加下さい。
◆
G Suite や Jamboard に興味をお持ちの
方におすすめのセッション
◆
G Suite プロダクトロードマップ
6 月 14 日, 1:00 PM—1:40 PM
ルーム E / D1-2-S6
G Suite の最新機能やロードマップを一挙にご紹介します。新しいデスクトップ Drive ファイル同期ツールの Drive File Stream や機械学習機能を搭載したコミュニケーションツールである Meet 、アプリケーション開発ツールの AppMaker や次世代コラボレーションを実現するデジタルホワイトボード Jamboard まで、Google Cloud カスタマー エンジニアの
サミール ハムディ
と
深堀 まど佳
がデモを交えてわかりやすく解説します。
◆ GCP を活用したオペレーションに関心のある
方におすすめのセッション
◆
もっと活用 ! Google Cloud Platform を使った IT オペレーションの実践的解説
6 月 15 日, 1:00 PM—1:40 PM
ルーム A / D2-2-S1
GCP を日常的に使っているものの、手動でシステムを管理している方や、GCP の最新機能について知りたい方向けのセッションです。ソフトウェアの実行やバックアップ、GCP へのシンプルなリフト & シフト(移行と適応)について、どのツールが役立つか、問題解決法をどう見つけるかを、基調講演にも登壇する Google Cloud グローバルヘッド ソリューションズ
マイルズ ワード
が解説します。
◆ アプリケーション開発に携わる
デベロッパーの方におすすめのセッション
◆
最強の PaaS, Google App Engine で DevOps を加速
6 月 14 日, 3:10 PM—3:50 PM
ルーム D / D1-4-S4
ここ数年、アジャイル、DevOps やマイクロサービスという言葉が浸透してきましたが、Web アプリやモバイルアプリの API サービスにも適した PaaS である、Google App Engine が提供する様々な機能を使うことでこれらをすぐに導入し促進することが可能です。このセッションでは、Google App Engine の便利な機能や使い方を Google Cloud カスタマー エンジニアの
水江 伸久
がご紹介します。
◆ ビッグデータの活用に
関心のある
方におすすめのセッション
◆
G Suite と BigQuery のデータアナリティクスに基づくビジネスインサイトの獲得と働き方改革支援
6 月 15 日, 3:10 PM—3:50 PM
ルーム G / D2-4-S7
G Suite で得られるアクティビティ履歴を GCP 上のビッグデータとして蓄積し、社員や部門ごとの行動を分析・指標化します。過去から現在の企業全体の働き方を可視化することで、データに基づく企業の働き方改革を支援します。本セッションでは、G Suite および GCP による簡単でスピーディーなビジネスアナリティクスの手法について、Google Cloud カスタマー エンジニアの
小林 直史
がデモを交えてご紹介します。
◆
働き方改革とセキュリティに興味のある方におすすめのハンズオンセッション
◆
【ハンズオンセッション】実体験でご紹介! 「いつでも、どこでも、だれでも」を「必要な時に、必要な所で、必要な人に」へ強化する認証セキュリティ。日本企業の "働き方改革" を CloudGate UNO がお手伝いします。
6 月 14 日, 3:10 PM—3:50 PM
ルーム H / D1-4-X4
働き方改革を推進する上で各種クラウドの活用はとても有効な手段ではありますが、企業情報へ「いつでも、どこでも、だれでも」アクセスできてしまう事は、日本の企業コンプライアンス上、問題になる場合があります。 そんな時、 CloudGate UNO を併せて導入する事で「必要な時に、必要な所で、必要な人に」のみ情報を扱うように変更できるため、安全かつ従来のワークスタイルにとらわれない働き方を実現することが可能になります。そんな CloudGate UNO を、株式会社インターナショナルシステムリサーチの
柴田 一人
様
が、デモを交えてご紹介します。
‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥‥
今回ご紹介したセッション以外にも、今週新たに追加されたセッションも複数ございます。ぜひ、
Google Cloud Next '17 in Tokyo
のスケジュールをくまなくご確認いただき、ご自身に合ったセッションを早めにご登録ください。会場で沢山の皆さまにお会いできますのを、Google 社員一同楽しみにしております。
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イベント名: Google Cloud Next '17 in Tokyo
日 程: 2017 年 6 月 14 日(水)・15 日(木)
開 場: 8:30 (予定)
基調講演: 9:30 〜 11:30 (予定)
セッション: 12:00 〜 18:00(予定)
会 場:
ザ・プリンス パークタワー東京
〒105-8563 東京都港区芝公園 4 - 8 - 1
お申し込みはこちら
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機械学習による G Suite ユーザーの生産性向上
2017年5月15日月曜日
※この投稿は、米国時間 2017 年 5 月 4 日に
Google Cloud Blog に投稿されたもの
の抄訳です。
電子メールの管理、ドキュメントの書式設定、経費報告書の作成 --- これらは、皆さんの仕事の生産性に影響し、かつ、時間を取られる雑務のほんの一部です。Google では、こうした、創造的な成果と直接関係しない雑務にかかる時間を “オーバーヘッド” と呼んでいます。こうした時間は、実はたくさん発生しているのです。
Google が 2015 年に実施した調査によると、平均的な会社員が次の大きなアイデアを考え出すのに費やす時間は、就業時間のわずか 5 % 程度であることがわかりました。残りの時間は、書式設定、検索、分析といったルーティン ワークに追われてあっという間に過ぎていきます。この状況を改善するために、機械学習の出番となります。
機械学習のアルゴリズムは事例を観察し、データに基づいて予測を行います。G Suite の場合、機械学習モデルは会議のスケジューリングのような知的作業を肩代わりしたり、会議で使う資料を Google ドキュメントで提案したりするなど、皆さんが必要としそうな情報を先回りして提供することで、皆さんが就業時間をより効率的に使えるようにします。
Source: Google Data, April 2015
機械学習を使ってスパムをブロック
G Suite で機械学習が最も早く使われた例の 1 つは、Gmail です。Gmail は、スパム パターンに合致するアルゴリズムをルールベース で開発していました。10 年間この方法で改善を継続して来ましたが、Gmail の
スパム検出精度 は 99 % に向上
しました。
2014 年、私たちのチームはスパム検出を一歩推し進めるべく、このルールベース システムを強化し、機械学習アルゴリズムを活用してルールを生成するようにしました。現在、私たちは TensorFlow などを利用した機械学習モデルにより、“スパムフィルター” の継続的な改善を続けています。そのおかげで、システムはどの電子メールがスパムである可能性が高いかを推測できるようになっています。
機械学習の場合、新しいパターンを発見すると、従来の手動システムよりもはるかに速く調整を行うことができます。それが、10 億人以上の Gmail ユーザーが自分のアカウントで
スパムを避けられる
大きな理由です。
G Suite アプリでの機械学習
G Suite の目標は、皆さんのチームが世界中のどこにいても、インテリジェントな G Suite アプリを使って、より多くの成果を上げられるように支援することです。実は、機械学習は、皆さんが日々お使いになるツールにすでに統合されており、仕事の効率化をお手伝いしているのを体験されているかもしれません。
たとえば Inbox の
スマート リプライ
(英語のみ) は、機械学習を使用して、受信したメールへの返信文候補を 3 つ提示します。外出中や時間に追われているときに、受信ボックスをすばやく空にする必要がある場合、スマート リプライを使えば便利です。
Google ドキュメント、スライド、スプレッドシートの データ探索機能
も、機械学習によって、ドキュメントやウェブ情報の検索、プレゼンテーションの書式再設定、スプレッドシート内の計算など、決まりきった作業を効率化することに役立っています。
Google ドライブの クイック アクセス機能
は、皆さんがドライブ内で必要としそうなファイルを予測し、提案します。この機能も機械学習を活用しており、「ユーザーが誰と頻繁にファイルを共有しているか」「Google カレンダー内で関連するミーティングがいつ行われるか」「1 日の中の特定の時間帯にファイルを使う傾向があるか」などに応じて必要そうなファイルを予測します。
機械学習の効果についてもっと知りたい方は、今年 6 月 15 日に開催される
こちらの無料ウェビナー(英語)にご登録
ください。MIT Research や Google など企業の専門家が講師を務めます。
また、
『
Google Cloud Platform Japan Blog
』や Google Cloud Next '17 で収録された
こちらの動画
も参考にしてください。この動画では、Google のプロダクト マネジメント ディレクターである Ryan Tabone が、“オーバーヘッド” について詳しく説明しています。
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Google Storage for Developers
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Google ドライブ
Google フォーム
Google マップ
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GoogleApps
GoogleApps、新機能、spreadsheets
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Inbox
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iOS
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ISO 27018
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Machine learning
map
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Maps 導入事例
Maps-sensei
Mapsコーナー
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partner program
Partner Summit
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