* この投稿は、米国時間 11月17日に、Vidya Nagarajan, Senior Product Manager, Chrome & Android, Google for Work & Education によって投稿されたものの抄訳です。


モバイル連動型のデジタル サイネージおよびキオスク テクノロジーを使い、個々の顧客に対応したサービスを提供する企業が世界中で増えています。

カスタマー エクスペリエンスは強化しながらも、管理方法はシンプルなままでなければなりません。Google がビジネス オーナーを対象に、全店舗のデバイスのリモート管理を可能にするウェブベースの Chrome Device Management Console を開発したのはそのためです。

「色々なソリューションを試してみましたが、会社全体をカバーするプッシュ配信・制御・管理で一番簡単だったのが、Google のサイネージを使うことでした」

と語るのは、ファッションブランド Chico’s (全米に1500店舗展開する女性向けアパレル事業者) の技術・セキュリティ担当副社長のアラン・マリオッティ氏です。実際に、IT専門調査会社 IDC が行った調査では、調査に回答した Chrome 使用企業の平均で、キオスク モードで使用した Chrome 搭載端末の 3 年間の ROI は 319%、投資の損益分岐点は約 4.8 カ月という結果が出ました。

Google は本日、さらに合理的になったデジタル サイネージおよびキオスク専用コンソール、Single App Chrome Device Management(シングルアプリ Chrome 管理コンソール)を発表いたしました。価格は1端末あたり年間 $24 (米国ほか)で、日本国内では 年間 3,600円で展開していきますシングルアプリ Chrome 管理コンソール には、キオスク端末とサイネージの状態を常時監視して継続的にレポートする機能があります。端末がダウンした場合はアラートで通知されます。端末を遠隔地からリブートできるため、技術者を現地に向かわせる必要はありません。システムの利用状況もリアルタイムでアップデートされ、画面のキャプチャ機能を使って実際に人が見ているものを確認することもできます。

Single App CDM は、ASUS Chromebit *(1)など、現在市販されている様々な Chrome 搭載デバイスで使用できます。このコンソールを使えば、関連性の高いコンテンツを素早くシンプルに共有できるうえ、柔軟性とセキュリティにも優れているので、幅広い範囲のサイネージ構成にシームレスに統合可能です。例えば、コーヒーショップやカフェのメニュー ボードに Chromebox や Chromebase、Chromebit などの Chrome 搭載デバイスを用い、Chrome Kiosk アプリ を実行させて、関連性の高いダイナミックなコンテンツを表示するといったことができます。StratosMediaTelemetryArreyaSignageLiveWondersignNutrisliceChrome Sign builder など、Google パートナーが提供する様々な Chrome Kiosk アプリと組み合わせることで、どのようなケースにも対応できるソリューションが実現します。

Chrome OS を使ってどのようにサイネージ配信を行っているのか、様々な企業の事例を紹介した最新の IDC ホワイト ペーパー(英語)をご覧ください。

*(1) Chromebit は現在米国のみで販売されており、日本でも今後販売を開始する予定です。