Google I/O 2014 で発表 「 企業向け Google の製品強化について」
2014年6月27日金曜日
米国時間6月25日投稿されたものの抄訳です。
Posted by President of Google Enterprise Amit Singh
6 月 26 日(現地時間 25 日)、米サンフランシスコで開催された「Google I/O 2014」。来場した開発者は 6,000 人を超え、さらに、ライブ ストリームの聴衆は、100 万人を超えました。本年の来場者については、その 41 %が、B2B アプリケーション関連の開発者の方々でした。個人ばかりではなく、企業でも、よりすぐれたアプリケーションが求められているのだと思いました。
本日は、企業向けの Google ドライブをはじめとした新製品と、企業の方々によって使い勝手が良いように、Google Apps for Business、Android、Chromebooks そして、 Google Cloud Platform に新たな仕様を設けておりますので、その発表をさせていただきます。
Google Drive for Work の発表と、 Google ドキュメント のアップデートについて
既に 1 億 9 千万人の方々に Google ドライブをお使いいただいておりますが、Crate & Barrel、HP、Jaguar Land Rover、Seagate そして Tory Burch はじめ、企業の皆様にもご利用頂き、業務効率の向上、従業員と顧客間との連携を実現していただいていました。本日、企業の方々からのご要望にお応えし、新たに、企業向けの Google ドライブとして、 Google Drive for Work を発表いたしました。容量無制限、高いユーザー管理と監査機能やレポート機能を実現しています。さらに、本日より、Google ドライブへのデータ転送およびデータ センター内、Google のサーバー全てでデータが暗号化されるため、より高いセキュリティを実現しています。費用は、1 ユーザーあたり月額 1200 円です(国内価格)。
Quickoffice が、Google ドキュメント、Google サイト、Google スライドに統合されました。これにより、オフィス互換モードで、Microsoft Word、Excel® 、PowerPoint® ファイルを開いたり、編集したりすることができるようになりました。これにより、これまで Google Apps で Microsoft Word、Excel® 、PowerPoint® のファイルを開く際に必要とされていた Google Apps のファイル形式への変換が必要なくなりました。 WordをインストールしていないPCだけでなく、普段お使いのAndroid、Chrome browser 、さらに、次期 iOS を搭載したデバイスなどの上でも、Microsoft Word、Excel® 、PowerPoint® などのファイルを開き、編集し、保存し、送信できるようになります。それらのファイルには、Google ドキュメントなどに搭載されている複数ユーザーによる同時編集やコメント機能もそのまま有効になるため、コラボレーションも可能になります。
Cloud Platform 上で、開発者の生産性とデータ分析能力を向上
Google Cloud Dataflow は、マネージド サービスです。開発者や企業が大容量のデーターセットを迅速かつ効率的に処理する際に使用するもので、26 日に Google I/O で発表されました。10 年間におよぶ内部のリサーチ、開発にもとづき、Cloud Dataflow は、システムの管理、チューニング、運用などを Google にまかせ、開発者は、データから実用的な洞察を得ることに集中するように設計されています。
開発過程で、アプリケーションの管理と運用を強化するため、Google Cloud Monitoring を発表し、 近年 Google が買収した企業によって開発された Stackdriver、(新たなトレースとデバッグ ツールを発表)上に構築しました。これにより、開発者の生産性が大きく向上します。
モバイル開発者が Google のプラットフォーム上でより容易に開発することができるように、Google Cloud Save を発表し、Android studio への統合をすすめています。
本日は、上記以外に、次期 Android 「L」についての新機能が発表しました。こちらも企業向けの製品です。 この機能については、仕事と遊びについてシームレスな連携を実現するもので、IT 管理者が、データのセキュリティ レベルや、アクセスの容易さを設定するための選択肢を設けました。
企業の方々にも、Google Play をオーダーしていただき、管理者、開発者の方々はじめ、従業員の方々にお使いいただければと思います。他のアップデート情報はこちらにに記載していますので、ご覧ください。
ひきつづき、新たな発表などにつきましては、google.com/io をご確認ください。
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