[この記事はニュージーランドでライドシェア事業を手がける Chariot 社の共同創業者 Dr. Thomas Kiefer による Google for Work Official Blog の記事 " Chariot connects New Zealand drivers and passengers in new ride-sharing app, using Google Maps" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

編集者注: 輸送業界の Airbnb を目指す Chariot 社は、ドライビングコストの削減と渋滞緩和のため、車の空きシートをレンタルするライドシェアを広めようとしています。 ...
[この記事はニュージーランドでライドシェア事業を手がける Chariot 社の共同創業者 Dr. Thomas Kiefer による Google for Work Official Blog の記事 "Chariot connects New Zealand drivers and passengers in new ride-sharing app, using Google Maps" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]

編集者注: 輸送業界の Airbnb を目指す Chariot 社は、ドライビングコストの削減と渋滞緩和のため、車の空きシートをレンタルするライドシェアを広めようとしています。

ニュージーランドの大都市は、毎年のように「世界で最も渋滞がひどい都市」ランキングに名前を連ねています。ニュージーランド人は車の運転が大好きなのです。しかし、その車の座席の 80% は人が乗っておらず、空席のままとなっています。この空席を、交通の足を必要としている人に提供することができたらどうなるだろうと考えました。車を運転する人と空席を探している人を手頃な料金で結びつけることができたら、素晴らしいことになるのではないでしょうか? そこで生まれたのが、ライドシェアリングアプリ、Chariot です。

Google Maps APIs を利用して開発したアプリケーションは、あらゆる種類のライドシェアリング(都市間の長距離移動から日常の通勤、街中のごく短いドライブまで)をカバーします。乗客は、燃料代などのドライバーにかかる費用のみを支払います。利用者のニーズに応じたライドシェアリングを実現する経由地点のマッチングアルゴリズムの設計には、何か月も要しました。そして、ドライバーや乗客が利用可能なオプションを参照できるようにするために地図が必要だということになったとき、私たちは迷わず Google Maps APIs を選びました。

アプリを起動し、ライドシェアの開始地点と終了地点、希望する乗車時刻と料金を入力して検索を実行すると、条件に一致するシェアリングパートナーのリストが表示されます。リストに表示されている料金は、Google Maps APIs によって算出された距離と、地域ごとの料金レートに基づいて計算されたものです。リストをクリックすると、個々のシェアリングルートの地図を表示することができます。長距離を移動する場合、希望経路と重なっている複数のリクエストを取得することで、A 地点で最初の乗客を乗せ、B 地点で次の乗客を拾い、その後 1 人目を降ろしてまた新しい乗客を乗せて…といったことも可能です。こうしたライドシェアリングによって、ドライバーは自分の車の空席を有効活用でき、乗客は移動手段の選択肢を増やすことができるのです。

このアプリでは、 Geocoding API を用いて、ドライバーや乗客がリクエストした地点の緯度・経度を求めます。そして、Directions API を利用して推奨ルートを探し出し、乗客を乗せる地点の候補を示すポリラインというものに変換します。このポリラインから、ルートに応じた適切な乗客をドライバーに紹介することができるのです。また、住所入力には Places API も活用し、オートコンプリートを実現しています。

Chariot 社のような新興企業にとって、頼りになるビジネスパートナーを見つけることが重要です。Chariot 社は OniGroup 社の多大な協力のもとでこのアプリを開発しました。小さな IT チームがすべての API を適切に連携させることができたのは、Google と OniGroup の協力を得られたおかげです。Google Maps APIs から提供されるデータの精度は確かなものであり、信頼性の高いテクノロジーを利用していることで投資家からも高い評価を得ています。Chariot 社が開発したアプリと Google Maps APIs の力がライドシェアリングに変革をもたらしたことが広く知られるようになれば、Chariot 社の考える「Drive Change」というビジョンに多くの人が賛同してくれることでしょう。そう遠くない未来に、世界中の道路で「Drive Change」を起こすことができるはずです。

みなさま、こんにちは!日に日に暖かくなり、春の訪れを感じますね。

恒例化してまいりましたが、わたくしあっぷすの春の壁紙を作っていただきました。
PC 用には、4 月から 6 月のカレンダーが付いています。愛犬もいます!
この季節、異動や新加入でチームメンバーが変わることも多いと思います。
新しい季節とともに、Google Apps のツールを初めて使う方もいらっしゃるのではないでしょうか。そんな方は「あっぷす先生の入門講座」や公式ブログの おしえて!あっぷす先生 シリーズをぜひ読んでみてください。Gmail、Google カレンダー、Google ドライブやハングアウトなど、さまざまなツールの活用方法をご紹介しています。おしえて!あっぷす先生シリーズも、おかげさまで 25 本になりました。

新しい季節を、みなさまが幸せいっぱいに迎えられることを心から願っています。


2016 年春
あっぷす



● 2016 年 4 - 6 月 春の壁紙




みなさん、こんにちは。寒さも和らぎ、すっかり春らしい空模様になってきましたね。

いつもみなさんには、Google Apps のいろんなツールの活用方法をご紹介してきました。ちょっとした機能でも、日々の業務のさまざまなシーンで活用すれば、仕事を効率化することができると、わたくしあっぷすは信じています!

みなさんにご紹介したいのは、Google Apps for Work の新コンテンツです。日々の働きかたの効率をチェックできる診断コンテンツ「働きかた効率チェック」では、コミュニケーション編・チームワーク編・IT 管理編・セキュリティ編の 4 つの観点から、働きかた効率をチェックすることができます。
       

「重要なデータの入った USB メモリや DVD-R を持ち歩いたことがある。」等、Yes か No で回答をすすめていきます。最後には診断と解説を表示します。




チェックしてみたら、いままで気づかなかった効率アップのヒントがきっと見つかるはず!ちょうど新しい季節をむかえるいま、あらためて当たり前だと思っていた働きかたを見直す良い機会です。

チームメンバーやパートナーなど、周りの方にも、働きかたを見直すきっかけに、このコンテンツをご紹介してみてはいかがでしょうか。働きやすい環境で、仕事も生活もより良いものにしていきたいですね。

ぜひ、サイトにアクセスしてチェックしてみてください!


#働きかた効率チェック:goo.gl/qUqaWW

Googleでは、運輸・物流業界の皆様を対象に、Google Maps APIs 活用セミナーを開催します。このセミナーでは、運送・物流コストの削減、業務の効率化、収益の改善といった経営課題に対して、 Google Maps APIs がどのように役立つかを参加者の皆様といっしょに考えていきたいと思います。


Google Maps APIs で、お客様の期待を超える一歩先のビジネスを実現したいと考えている方はぜひご参加ください。

■概要

Googleでは、運輸・物流業界の皆様を対象に、Google Maps APIs 活用セミナーを開催します。このセミナーでは、運送・物流コストの削減、業務の効率化、収益の改善といった経営課題に対して、Google Maps APIs がどのように役立つかを参加者の皆様といっしょに考えていきたいと思います。


Google Maps APIs で、お客様の期待を超える一歩先のビジネスを実現したいと考えている方はぜひご参加ください。

■概要


【名称】 Google Maps APIs 活用セミナー
【日程】 2016 年 3 月 30 日(水) 17:00-19:00
【場所】 グーグル株式会社 六本木オフィス
【参加費】 無料
【主催】 グーグル株式会社
【対象】
  • 運送・物流の業務に関わっている方
  • Google Maps APIs にご興味があり、活用を検討されている方

■内容

  • Google Maps APIs 概要
  • Google Maps APIs はこう使おう!
※内容は予告なく変更させていただく可能性があります。あらかじめご了承ください。

■申し込み方法


こちらのフォームよりお申し込みください

多くの皆様のご参加をお待ちしております。

1963 年創業以来、食品製造機械の開発・製造・販売を行っている機械メーカー。社名である「レオン」は、レオロジー(流動学)に由来しています。
同社が開発した誘導成形法は世界で注目を浴び、現在もなお使用され続けています。現在はアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどにも販売・サービスの拠点を持ち、世界各国にセールス活動を行っています。

社内インフラ環境に変革をもたらした Google Apps for Work



食品製造機械のパイオニアとして、業界をリードしているレオン自動機株式会社(以下、レオン自動機)。同社では、2012 年 5 月にメールを Gmail に切り替えたのを契機に、 Google Apps for Work を全社展開することになりました。以降、営業にタブレットを活用するなど、パソコン環境やデバイスにとらわれない働き方を模索し続けています。

こうした同社のワークスタイルの変革を語るうえで欠かせないのが、情報管理部部長である増渕康幸氏です。今から約 10 年前の 2006 年頃から「脱 Windows」を意識し、社内のインフラ環境整備に尽力してきた功労者です。

「当時、使用していたパソコンの OS を一新することになったのですが、すべてのパソコンをセットアップするのに約 1 年。それだけの年数をかけてやっと変更したと思ったら、また新しい OS が発表される。そうした OS に縛られるワークスタイルに疑問を感じていたことが、今の環境を築くきっかけになりましたね」(増渕氏 ...
1963 年創業以来、食品製造機械の開発・製造・販売を行っている機械メーカー。社名である「レオン」は、レオロジー(流動学)に由来しています。
同社が開発した誘導成形法は世界で注目を浴び、現在もなお使用され続けています。現在はアメリカ、ヨーロッパ、アジアなどにも販売・サービスの拠点を持ち、世界各国にセールス活動を行っています。


社内インフラ環境に変革をもたらした Google Apps for Work



食品製造機械のパイオニアとして、業界をリードしているレオン自動機株式会社(以下、レオン自動機)。同社では、2012 年 5 月にメールを Gmail に切り替えたのを契機に、Google Apps for Work を全社展開することになりました。以降、営業にタブレットを活用するなど、パソコン環境やデバイスにとらわれない働き方を模索し続けています。

こうした同社のワークスタイルの変革を語るうえで欠かせないのが、情報管理部部長である増渕康幸氏です。今から約 10 年前の 2006 年頃から「脱 Windows」を意識し、社内のインフラ環境整備に尽力してきた功労者です。

「当時、使用していたパソコンの OS を一新することになったのですが、すべてのパソコンをセットアップするのに約 1 年。それだけの年数をかけてやっと変更したと思ったら、また新しい OS が発表される。そうした OS に縛られるワークスタイルに疑問を感じていたことが、今の環境を築くきっかけになりましたね」(増渕氏)

しかし、当時は Windows 全盛期の時代。こうした話をしても相手にしてくれる人はいなかったという。転機が訪れたのは 2010 年。Google Apps のセミナーに参加したことでした。
「当時からローカルにデータを残すことによって情報漏えいの危険性が高まることに不安を抱いていたので、Webを軸に仕事をできないかと考えていました。そのなかで出会ったのが Google Apps でした。しかし、当時は新しいグループウェアを社内に導入して 3 年程度しか経ってなく、そうした提案ができる状態ではありませんでした。また、回線環境も十分ではなかったので、胸に秘めておくことにしたのです」(増渕氏)

そして 2011 年の暮れに社内に光回線が通ったことをきっかけに前述のように Gmail を導入。増渕氏の挑戦がはじまりました。


海外での活躍を期待して Chromebook を採用!



そして 2015 年 3 月、新たに採用されたのが Chromebook です。同社が新たに発足した海外販売促進部が、海外で使用するメイン機として活躍することを期待しての導入でした。
「タブレットも検討したのですが、最近はスマホも大画面化が進んでいるので使い方があまり変わらなくなっているのが正直なところです。加えて、仕事をするうえで長い文章を書くこともあるので、やはりキーボードがほしい。また、弊社では Google Apps for Work を採用してからブラウザをChrome に統一していたので、 Chromebook であれば移行もスムーズではないかと考えました。実際、ブックマークなどを自動で同期してくれるので、社外でも会社で働いているときとほぼ同じ環境で働くことができています」(増渕氏)

そして、安全性の高さも Chromebook 採用の後押しになったといいます。
「仕事をするうえでもっとも気をつけなければいけないのがセキュリティの面だと思うんです。とくにモバイルデバイスは紛失の可能性も高いわけですから。その点、Chromebook はクラウド上にデータを残すのが基本なので、マシン自体には情報が残りません。また管理コンソールが、私の求める3つのセキュリティ設定を満たしていたのも魅力でした。パスワードが共有できる、リモートロック・リモートワイプができる、アプリケーション制限ができる。この3つがあれば、万が一何か問題が発生した場合にも、情報漏えいの可能性はかなり低くなります。私のような情報を管理する側の人間としては、非常に安心して使うことができるのです」(増渕氏)



Chromebook はクラウドファーストに最適なツール



現在、同社では Chromebook を運用していますが、社員からの評価も高いようです。
「海外販売促進部のメンバーからは、“とにかく軽い” “起動が速い” “バッテリーが長持ち” と好評を得ています。また、アプリケーションの使用もブラウザのタブを切り替えるだけでいいので手軽なようです」(増渕氏)

こうした評価を受けて、同社では Chromebook Flip を国内営業用に約50台導入することを決定し、年内には運用を開始するとのことです。
「一台 3 万円程度というリーズナブルな価格設定は導入に際して非常に魅力です。また、仮に全社で Chromebook を使用することになれば、それだけで Office ソフトのライセンスに支払っている何百万という経費を節約することにもなりますから、費用対効果はとても大きいと言えます」(増渕氏)

 ところで、同社のインフラ環境は、約10年に渡りWebを軸にした作業環境の構築をはかってきた増渕氏の理想とするところのどの程度まで達成されているのでしょうか。
「 2006 年の時期から考えると70%程度は達成できていると思います。それこそ相手にもされないところからスタートしていますから、当初から比べると雲泥の差ですね」と増渕氏は笑いながら答えました。

そして最後に、次の言葉で締めくくりました。

「 Google Apps for Work  のおかげでデバイスを選ばずに仕事ができることは証明されました。現在はモバイルファーストであることは当たり前になっていて、クラウドファーストであるためにはどうしたらいいかを考える時期になっています。そうしたときに Chromebook を活用した働き方が、私の考える理想ととてもシンクロしているように感じます。これから先は、今の環境がもっと当たり前になるように尽力していきたいですね。それが私の目指す理想の100%です」(増渕氏)


事例PDFはこちらをご参照ください。 (取材日 2015 年 12 月)

「おしえて!あっぷす先生」第 25 回目のテーマは、Google マップの機能のひとつである Google マイマップです。地図情報を管理、共有したい場合に便利な機能で、実は Google ドライブとも連携しているんですよ。
      旅行代理店
    コンサルタント




本日の質問者:
あっぷす先生、こんにちは。
僕は普段、ファイルの管理や作成を Google ドライブ上で行っています。ドキュメントやスライド、スプレッドシートなど、本当に便利ですね。
今日教えて欲しいのは、訪問先住所の管理です。仕事柄、クライアントを訪問することも多いのですが、どのツールを活用するのが一番効率的だと思いますか?




あっぷす先生 







あっぷす先生:
こんにちは!ご質問ありがとうございます。
訪問となると、単純に訪問先の場所把握だけでなく、そこまでの経路や時間の把握も必要になってきますよね。

それでしたら、Google マイマップがおすすめ。Google マップで作成した情報を Google ドライブで管理・編集することができるんですよ。



マイマップでは、地図を作成して、それをオンラインで保存することができます。地図上に追加した対象物を色やマーカーをつけるなどして編集することも可能。そしてそれを共有し、共同編集、そして埋め込むことができるんです。




● Google ドライブから Google マイマップを作成



本日は、Google ドライブからマイマップを作成してみましょう!いままでドライブの中のツールでは、ドキュメント、スプレッドシート、スライド、フォームについてご紹介してきましたが、マップがあったの?!という方も多いかもしれませんね。

まずは「新規」ボタンから Google マイマップを選択します。

マイマップが表示されたら、対象となる場所を保存します。レイヤーを選択すると、同じカテゴリに複数の情報を保存することができます。

作成したら、ドキュメントと同様に、共有設定を行います。編集権限があれば、他の人もアクセスして編集することが可能です。
移動時など、モバイル端末からアクセスすることも多いと思いますが、ドライブアプリで開いたり、Web ブラウザからアクセスすることもできます!本当に便利でおすすめです。





● スプレッドシートで管理しているデータを読み込み


例えば、スプレッドシートで管理している住所を、一括してインポートすることも可能です。

Google マイマップで、[インポート] をクリックします。


Google ドライブから、該当するファイルを選び、【目標を配置する列の選択】と【マーカーのタイトルとして使用する列】をそれぞれ選択します。例えば今回のスプレッドシートだったら、「住所」の列を配置用、「訪問先」の列をマーカータイトル用にしていますので、それぞれ指定します。

[完了] をクリックすると、情報を読み込んで、このように地図上に反映されます。いつもスプレッドシートで管理されている方だったら、読み込むだけで地図に反映されますので、とても便利ですよ。 
地図を調べるときは Google マップやアプリを使用する方も多いと思います。方向音痴のわたくしあっぷすにとっても、普段の生活で欠かせないアプリのひとつです。
本日ご紹介したように、普段から使っている Google マップを、Google ドライブと連携させながら業務利用できると、格段に効率がアップします。地図情報を管理する場合は、まずはぜひ活用してみてください!





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Google Apps の便利な使い方、ぜひこれは広めたい!という機能など、下記フォームからぜひ投稿してください!
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あっぷす先生とは?
あっぷす先生は、クラウド型グループウェア Google Apps for Work(グーグルアップス)をこよなく愛する Apps ユーザーの一人。ツール機能を使いこなすことから、ついたあだ名が「あっぷす先生」。Google にも認められ、Google for Work 公式ブログで Google Apps の活用術を発信中。

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あっぷす先生ってどんな人? 詳しくはこちら
あっぷす先生の過去ブログの記事は #あっぷす先生 から
Google Apps for Work 公式サイト >> あっぷす先生の入門講座