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帰宅時も安心: Google Maps API を活用したモバイルアプリ「Companion」
2016年4月26日火曜日
[この記事は
Companion
社の共同設立者 Jake Wayne 氏による Google for Work Official Blog の記事 "
Never walk home alone again with Companion app and Google Maps
" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]
友達や家族が一人で帰宅する、特に夜遅くなるときは心配ですね。無事に帰宅してほしいと誰もが思うことではないでしょうか。無事に帰宅したことをテキストメッセージで通知するのは有効な方法です。しかし、確実な方法とは言えません。人というのは忘れっぽいもので、メールを送付するのを忘れたり、相手が無事に到着したかどうかの確認を忘れることもあります。一部の大学では、帰宅する学生に警官が付き添うエスコート制度を導入するなど、安全面での予防措置をとるところも出てきました。しかしながら、こうした施設を除いては、車や徒歩で一人で帰ろうとしている人が、自分は守られている、または誰かとつながっていると感じられる状況を作ってくれる自動システムはありませんでした。
ミシガン大学の学生たちが、夜遅い時間に徒歩や車で帰宅することに対して、不安に思っていることを知った私たちは、帰宅しようとしていることを家族や友人、警察に知らせたり、何か危険を感じたときにはすぐに誰かに連絡できるツールを作ろうと考えました。今の若い世代は携帯電話と共に育ってきたので、いざという時に携帯電話に手を伸ばすのは自然なことです。私たちが
Companion
を作ったのはそういう理由からです。安全というのは、大学のキャンパスの中だけで達成できていれば良いというわけではありません。
Companion は一人で帰宅する人をなくすために作られた見守りアプリで、ミシガン大学の学生 5 人が設立した会社が開発しました。
私たちは、当初から、人々の暮らしを良くするアプリを作りたいと考えていました。この「Companion」というアプリの制作期間はわずか 3 か月です。これまでに世界 184 か国で 100 万人を超える人たちが、ユーザーであると同時にコンパニオンとして、このアプリを利用しています。反響も大きく、嬉しい限りですが、これからも世の中にインパクトを与えていきたいと思います。
安全性に関しては、すべてがシームレスに機能しなくてはなりません。そこで、当社は Google Maps API を採用することにしました。Google Maps のテクノロジーは、ユーザーにとっても開発者にとっても信頼できるものだからです。Google の地図は操作が簡単で、世界中の国で利用できます。Companion のアプリを立ち上げると、目に入るのは Google の地図です。使い慣れたインターフェースなら、ユーザーも安心した気持ちになれるのではないでしょうか。
では、アプリの動作を説明しましょう。これから帰宅しようというユーザーは、友人に「コンパニオン」になって欲しいとリクエストします。その友人が「コンパニオン」になることを承諾すると、アプリはこのユーザーの足取りを追跡し、地図上に表示します。「コンパニオン」になった側は、アプリをダウンロードしなくても、ユーザーが無事に帰宅するところまで見届けることができます。ユーザーは何か不安を感じたときには、たった 1 回のタップ操作でコンパニオンにメッセージを送るなどして連絡をしたり、様子を見に来てもらえます。また、2 回タップすれば(もしくは ”Call Police”ボタンをタップすれば)緊急通報用電話番号に電話をかけることができます。
また、ユーザーが急に走り出したり、ヘッドフォンを取り外したりといった変化をアプリが検出すると、アプリからユーザーに通知を発し、無事かどうかを尋ねます。15 秒以内に反応がない場合、コンパニオンに通知が届きます。通知を受けたコンパニオンは、アプリからすぐに警察に連絡することもできます。なお、ユーザー側のアプリは警戒モードに入り、安全が確認できるまでサイレンを鳴り続けます。
Google Places API
のおかげで、ユーザーは自分の目的地を素早く、正確にインプットすることができます。さらに、
Google Maps Directions API
によって、ユーザーが A 地点から B 地点に行くときの移動時間を予測したり、その結果をその都度コンパニオンに知らせることができます。
このアプリは、ユーザーが不安を感じた場所の情報を、個人がわからないように匿名化した上で収集します。当社では、収集したデータの分析を行い、行政機関や大学とデータを共有して治安向上に役立てることができます。一例として、当社はミシガン大学の大学警察と提携し、パトロールが必要なエリアの判断を行っています。
安全にかかわる取り組みを行うには、ユーザーから信頼を得ることが重要です。Google Maps API のおかげで、Companion は帰宅時の安全を守ってくれるアプリであることをユーザーに感じてもらえています。
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