ラーメンの人気ブランド「一風堂」。2008 年、ニューヨークはマンハッタンに「IPPUDO NY」をオープンさせ、世界的な “RAMEN ブーム” に拍車をかけました。 同チェーンを運営し成長を続ける 力の源カンパニー は、2013 年、全社に G Suite を導入。拠点がグローバルに拡大を続ける中、社内におけるコミュニケーションや情報共有基盤を整備し、一層の発展を期しています。「ラーメンという日本の文化を世界に伝えたい」という一風堂マインドを、言語や文化を超えて世界に届ける取り組みのなか、G Suite を使って、想いや技術を共有し、海外のスタッフにも一風堂マインドを浸透させています。国境を超えた一つの IPPUDO としての一体感を生み出していくさまをビデオでご覧ください。



また、力の源カンパニー導入事例 PDF も合わせてご覧ください。
今回は、管理・支援本部 副本部長 IT 支援グループ グループリーダー 川崎 龍太氏 及び 副事業部長 具志堅 晃司氏 にお話を伺いました。




2008 年のニューヨーク進出以来、アジアだけでなく、オーストラリアやヨーロッパなどに 55 店舗(2016 年 4 月現在)をオープンさせ、ラーメンをはじめとする日本の食と文化で世界中を魅了している力の源グループ。そこで生じ始めたのが、社内のコミュニケーションや情報共有の不足という問題だった。 「以前の規模なら、福岡の本社で顔を合わせてのコミュニケーションもしやすかったのですが、拡大に伴いそれも困難になってきました。 グループの製麺会社なども含めて健全に発展させていくためには、グループ全体を大きな一つの組織と捉えて意思統一を図る必要があります。そこで、情報ツールを導入して解決を図ることにしました」と IT 支援グループの川崎龍太氏は説明する。 従来利用していたツールは、メールと掲示板程度。メールは本部スタッフおよび各店に 1 台ある PC に 1 アカウントずつ配分され、個人間のやり取りには適さなかった。また掲示板は社内環境でしか見ることができず、古くて使いにくいものだったという。
川崎氏らは、メールやカレンダー、ストレージ共有などとともに Web 会議もできるグループウェア製品を求め、Microsoft Office 365 やサイボウズなどとともに、G Suite をチェックした。その結果、G Suite を選定。理由について、川崎氏は次のように説明する。
「デスクでパソコンと向き合う事務仕事とは異なり、ラーメン店のスタッフの仕事はお客様と向き合うこと。そのため、IT にはさほど馴染みがない人が多いんです。ですから、一番取っ付き易く世界的にユーザーが多い G Suite がふさわしいと考えました。また、コストや機能の揃い具合も、様々な点において G Suite が他をリードしていました」 2013 年 4 月、約 260 人の社員および各店舗に G Suite を合計 750 アカウント導入。それとともに、川崎氏らが拠点を回って説明会を実施し基本的な使い方をレクチャー。また、社員に iPhone を支給し、モバイルでの情報環境を整備した。

導入効果は、まず日本から離れている海外拠点に顕著に表れた。Gmail 以外に、Google カレンダー と Google ドライブ、ハングアウトを特に活用しているという UK 事業部副事業部長の具志堅晃司氏は次のように言う。
「ヨーロッパには、ロンドンの 2 店舗および工場とパリ・サンジェルマン店の 4 拠点があります。それぞれを結んでのミーティングや、ヨーロッパの店のマーケティング施策などをバックアップしているシンガポールや日本とも結んでミーティングをすることもよくあります。その際にハングアウトを活用しています。会社はテレビ会議システムを導入していますが、装置が置かれた会議室などでしか使えません。また、海外とは通信環境によってデータ送信が遅くなり使えないこともあります。ミーティングのメンバーは外を動き回ることが多く、その点、ハングアウトはモバイル端末でいつでもどこでもほぼ快適に使えますので、便利ですね」
日本国内でも、ハングアウトは離れた個人間のちょっとしたミーティングなどに活用され始めているという。 「わざわざテレビ会議システムを使うほどではない気軽なコミュニケーションには最適。」と川崎氏。 Google カレンダーなら、移動の多い具志堅氏らがいつどこで何をしているのかがわかるほか、テレビ会議システムの予約などの施設管理としても活用している。
また具志堅氏は、Google ドライブにヨーロッパ各拠点のサプライヤーとの取引文書やインボイスの書類などを集約、会計事務所との受け渡しにも活用している。 「それまでは、店や工場を回って回収したものを PDF にして保管するという手作業を行っていましたが、紛失リスクや回収する手間暇がかかっていました。それが大幅に効率化できました。」
そのほか、移民の多い EU における店舗スタッフの個人情報管理という海外拠点特有の使い方もある。 「日本国内では、社内に散在していたマニュアルや発注書などのフォーマットを格納し一元管理するのに利用しています。新店舗オープンの際の準備がスムーズになりました」と川崎氏は言う。 そのほか、 Google サイトを活用して掲示板(ポータルサイト)を再構築し、宛先が特定されていない情報共有への活用が始まっている。
「各部署に権限を渡し、それぞれが責任もって情報を更新する体制ができています」(川崎氏) 今後さらに G Suite の活用を進め、同社のさらなる成長を支えるインフラとしていく構えだ。


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