Japan 公式ブログ
Google の企業向けソリューションに関する公式な情報やユーザーの事例などを、いち早く皆さんにお届けします。
あっぷす先生の会社訪問 #01:富士フイルムグループの「あっぷす先生」とは?
2015年10月29日木曜日
みなさん、こんにちは。
いつも「おしえて!あっぷす先生」で Google Apps の便利な使い方をご紹介していますが、このたび新しいコーナーを始めることになりました!
この新コーナー「あっぷす先生の会社訪問」では、Google Apps for Work を導入・活用している会社で、Google Apps の普及に努める方、まさにその会社の ”あっぷす先生” に直撃取材。普段どのようにして Google Apps を社内で周知し、活用をすすめているかをご紹介していきます。
第 1 回目のインタビューは、富士フイルム ICT ソリューションズ株式会社の IT インフラ部に所属する宮下麻子さんです。同社は、富士フイルムグループの情報システムの企画・構築・運用サービスを提供しており、2014 年 2 月に Google Apps for Work をグループで導入した際も大きな役割を担いました。そして現在は、Google Apps の活用を促進すべく特別チームを編成し、さまざまな活動を行っています。
それではさっそく、宮下さんにお話を伺いましょう!
- 宮下さん、こんにちは!富士フイルムグループでは、多くのユーザーが Google Apps for Work を利用しているそうですね。
あっぷす先生、こんにちは!はい、富士フイルムグループは、ワークスタイルの見直しに向けて制度だけではなく、ITツールをうまく使う必要があると考えています。そのため、富士フイルムグループの多くの従業員がどの会社にいても同じ仕組みを利用することができる Google Apps に切り替えることにしたのです。そこで、 2012 年10月に弊社内に プロジェクトチームが発足し、様々な検討、調整、準備を経て 2014 年 2 月に Google Apps for Work を導入し、現在に至ります。
- 現在、宮下さんは Google Apps の活用推進に取り組むチームに所属されているのですね。
左から:システム事業部 IT インフラ部部長 柴田英樹さん、
宮下麻子さん、グループ長 増井昭夫さん
Google Apps のプロジェクトでは「導入展開」「維持管理」「活用推進」のミッションにチームが分かれていて、わたしは活用推進チームに所属しています。
わたしたちのチームが社内での活用をすすめるにあたり、導入当時はまず、Gmail と Google カレンダーをしっかりと使えるようにするというところからスタートしました。現在は、メール、カレンダー以外の便利な機能をたくさんの人に知ってもらい、活用してもらうために、イベントやセミナーなどを開催しています。
- 今年の 3 月から社内で「Google フェスタ」というイベントを開催しているそうですね。
はい、そうなんです。たくさんの人に Google Apps には業務で活用できる便利な機能があることを伝えたいと思いました。まずは、知ってもらうことが活用の第一歩と考え、肩肘張らずに楽しくツールの利点を知ってもらうためのイベントになればと思って企画しました。開催に向けては、富士フイルムの人事部をはじめとするスタッフ部門と協力してグループの活動となるよう進めています。
Google Apps の基本的な使い方から応用的な操作までをショートプレゼンや実演などを通じて手軽に体験できるような内容にしています。やはり、言葉だけでの「こんな機能があります」という説明だけでは伝わりにくいこともあるので、そうした部分を実際に見て、操作してもらうことで、Google Apps を使うと業務効率が上がるという実感を得てもらえたのではないかと思います。
先日は、事業所の方々が風船で飾り付けをしてくれて、まさにお祭りムードのなかでイベントを開催することもできました。参加する側も楽しもうという気持ちで参加してくれていること自体がとてもうれしいですね。とはいえ、参加できない人もたくさんいるので、フォローアップとして「G- Apps セミナー」という取組みもしています。
- Gー Apps セミナーとは、どんな内容なのでしょうか?
フェスタの内容を 2 時間半にぎゅっと凝縮し、さらに実機を使っての操作をしてもらっています。「Google フェスタ」が知ることを中心にしたイベントだとしたら、「G - Apps セミナー」は実践することに重きを置いた取組みです。
また、役職者を対象にしたセミナーも併せて開催しています。あえて役職者を対象としているのは、組織として活用したときの Google Apps のメリットを伝えたいからです。それと同時に会社として Google Apps をきちんと使っていくんだというメッセージを発信することにもなっています。
- 宮下さんたちの取り組みによって、みなさんの Google Apps の使い方に変化を感じますか?
セミナー終了後にアンケートを取っているのですが、「理解できた」という方が約 9 割を占めています。また、各所から「ハングアウトを使うようになった」「報告業務にドライブを使って共同編集をしている」という事例が多くあがってきています。また、質問の内容も「基本操作手順(方法)」といった初歩的なものから「Google を使ってこのようなことを実現したいけど、どの機能を使えばいいのか?」といった、より業務に直結した内容に変化していますね。
「Google フェスタ」と「G - Apps セミナー」、そして「役職者セミナー」を開催しながら、Google Apps の活用を広めていきたいと考えています。
また、現在さまざまな事例を集めています。「こういう業務で使えますよ」という例があることで、活用のスピードが上がると思うんです。そうした活用事例が集まれば、サイトなどにまとめて共有したいですね。
- なるほど。着実に Google Apps の活用が広がっているのですね。素敵です!
では最後に、これからの展望についておしえてください。
Google Apps for Work は、多くの従業員が使うからこそ大きな効果を発揮すると考えています。だからこそ、「Google を使っていこう!」という雰囲気が出てきている今、この状況を継続し、スピード感を持って組織的な活用を定着させる必要があります。
チャレンジングな取組みになりますが、今後もチーム一丸となって Google Apps の活用推進をすすめていきたいです。
宮下さん、本日はありがとうございました。
お話で印象的だったのは、フェスタでは各事業所にあった内容を実施しているとのこと。活用推進チームは、各部署の多様な業務内容を把握したうえで、本当に使ってもらうためにはどうすれば良いか、という視点で活動されています。
まさに、富士フイルムグループの “あっぷす先生集団” である活用推進チーム。
代表して宮下さんに「あっぷす先生認定証」をお渡しします!これからも Google Apps の普及、がんばってください!
富士フイルムホールディング株式会社の導入事例 PDF は
こちら
をご覧ください。
あっぷす先生とは?
あっぷす先生は、クラウド型グループウェア Google Apps for Work(グーグルアップス)をこよなく愛する Apps ユーザーの一人。ツール機能を使いこなすことから、ついたあだ名が「あっぷす先生」。Google にも認められ、Google for Work 公式ブログで Google Apps の活用術を発信中。
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あっぷす先生ってどんな人? 詳しくは
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あっぷす先生の過去ブログの記事は
#あっぷす先生
から
Google Apps for Work 公式サイト
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あっぷす先生の入門講座
行動のきっかけを作るモバイル地図アプリ:AroundAbout 社 CEO にインタビュー
2015年10月28日水曜日
[この記事は Flora Wong, Head of Maps for Work Marketing Asia Pacific による Official Google for Work Blog の記事 "
From scratching vinyl to starting up: Q&A with Mitch Hills of AroundAbout
" を元に翻訳・加筆したものです。詳しくは元記事をご覧ください。]
オーストラリア、ブリスベンにある
AroundAbout
社(英語)は、飲食店や名所、さらには様々なアクティビティに関係する施設など周辺の情報を提供するモバイルアプリを開発しています。AroundAbout 社の創業者である Mitch Hills 氏は 17 歳のときにイベントプロデュース会社 POGO Entertainment を起こしました。その後、ブリスベンでプロの DJ として活動する一方、会社の経営も続け、20 歳のときにテクノロジーベンチャーを立ち上げた異色な経験を持っています。AroundAbout 社は
Google Maps API
(英語) を利用した
新しいアプリ
を作成しました。このアプリはアクティビティ探しを支援するアプリで、いつでもどこでも、ワクワクするような飲食店や場所を見つける手助けをしてくれます。今回は、Mitch 氏にこのアプリの詳細やクリエイティブ プロセス、そして仕事に望む上での心構えについて伺いました。
Q:このアプリを思いついたきっかけを教えてください。
私は常にエンターテインメントに興味を持ち、「行動のきっかけ」になるようなアイデアを考えていました。どのようにすれば、画面を左右にスワイプするだけのシンプルなインターフェースで、ユーザーがしたいことができる場所、飲食する場所を見つけ出せるかということです。私は人をもてなすことが本当に好きで、信頼できるおすすめ情報とともにその場所やアクティビティを見つけられる、そんな案内所を作りたかったんです。このアイデアが浮かぶやいなや、早速、アイデアの実現のために開発者とパートナーを組みました。
地図化することは AroundAbout の重要な要素です。このアプリではユーザーが近くを探索できるように場所を可視化します。モバイルアプリケーションを開発するために
Google Maps APIs for iOS
と
Google Maps APIs for Android
を使いました。Google を選んだ理由は、正確な道案内と視覚的に好ましいインターフェースが必要だったからです。
Q:DJ からテクノロジー企業の創立者への転身について教えてください。
転身すること自体はさほど難しくありませんでしたが、テクノロジー企業のビジネスそのものは難しいです。起業、財務会計、自己啓発に関する書籍を 22 冊も読みましたが、本を読んでも実際に役立つことは少なかったです。むしろ、エンターテインメント分野での経験が、人脈作りやアプリユーザーと関わっていく上で大変役立ちました。個人的には、エンターテインメントとはプレゼンテーションと人への印象付けに関わるものなので、どの業界でも役に立ちます。
Q:若者に受け入れられるアプリを開発するには何が必要だと思いますか?
ソーシャルメディアはこの業界でも大きな役割を担っており、我々も口コミや PR を通じた人々への接触に多くのエネルギーを注いでいます。また、若い人たちは自発的なので、その行動を助けるようなアプリケーションを開発しました。さらに、彼らはエネルギーに満ち溢れ、様々なことに同時に興味を持ち、好みやニーズはすぐに移り変わります。彼らが求めているもの、コンテンツを探している場所、互いにどのように繋がっているかに常に注意を払う必要があります。
Q:どうやって新しいアイデアを思いついているのですか?
自分にとって直接関係のないことでも、専門家についての書籍を読んだり、あるいは話を聞くなどしてインスピレーションを得ています。ある時、脳がカチッと動き、クリエイティブな考えが溢れ出します。常にアイデアを考え、ほぼ毎日のように新しい閃きがあります。閃いたことは少しじっくりと考えてから書き出しています。中にはひどいアイデアもありますが、それを除けば発展の可能性を感じるものばかりです。アイデアを進化させるには他の人に話し、反応を見るのが最善な方法だと思っています。
エンターテインメントのような競争の激しい日進月歩の業界では、顧客に響くアイデアを思いつくのは容易ではありません。Mitch 氏は多くのアイデアが閃き、時間がいくらあっても足りないことが課題と語っていました。現在は AroundAbout 社のビジネスに注力し、このサービスを多くの人に使ってもらえるようオーストラリア以外の国にも広げようとしています。最後に、Mitch 氏は DJ 活動を続けるかどうかについて、次のように話しています。「音楽は常に私の人生に欠かせないものであり続けますが、この業界と同じくらい、ビジネスを作っていくことにも夢中なのです。」
おしえて!あっぷす先生 第 17 回目:あっぷす先生が普段愛用している機能とは?
2015年10月22日木曜日
「おしえて!あっぷす先生」第 17 回目は、ハングアウト、Google カレンダー、Gmail から、あっぷす先生自身が活用している機能をご紹介しましょう。
旅行代理店
コンサルタント
本日の質問者:
あっぷす先生、はじめまして!
ずっと先生のブログを読んでいました。ぜひ、ぼくも参加させてください。
Google Apps は 3 年前に会社が導入してからずっと使っていて、使いこなしている自信があるんです。
でもきっともっと便利な活用方法があるのかな、と思っています。なので先生、今日は先生が普段活用している機能を教えてください!
あっぷす先生
あっぷす先生:
こんにちは、はじめまして!ご質問ありがとうございます。
わたしは仕事柄、ツール全般を使っていて、機能はひととおり使ってみているのですが…Google Apps は自分流にカスタマイズができることが良さだと思いますので、「カスタマイズ」目線で、わたくしあっぷすが普段設定していることをご紹介してみましょう!
便利だと思う機能で、みなさんにお伝えしたい機能はたくさんありますが…
パソコン(Web)画面で仕事することの多いわたくしあっぷすが、これはオススメ!という機能を、ハングアウト、Google カレンダー、Gmail から 3 つご紹介したいと思います。
●
ハングアウトのステータス共有
普段、チームでのやりとりはハングアウトのチャットがとても多いです。
そこでよく使用している機能が、ステータス共有です。
外出ですこし席を外すとき、終日研修のときなど、ステータス欄に記載します。
たとえば、16 時から 18 時まで外出する際は、16:00-18:00 OOO と書いておきます。
(OOO は、Out Of Office です!)
こうすると、チャットの相手に、外出中であることがすぐわかります。
休暇中の方も、お休み期間を記載されているのを見かけますね。
●
Labs : カレンダーの背景画像
Labs とは試験段階の機能を紹介しているページで、有効にするとその機能を試すことができます。※
Google カレンダーの Labs は、以前「予定を自動的に辞退」の機能をご紹介したことがありますね。
現在 Google カレンダーの Labs のなかに、背景画像指定の設定があります。
これを利用すると、画像 URL を指定することで背景画像を変更することができるんです!
Google カレンダーの 歯車印の設定ボタンから [Labs] をクリックし、【背景画像】を有効にします。
有効にすると、[全般] のなかの項目に、カレンダーの背景画像の URL を入力する欄が表示されます。たとえば、以前ご紹介したあっぷす先生の壁紙を設定してみましょう。
すると、カレンダーの背景部分に指定した画像を表示します。
季節ごとに変えるなど、こまめに変更して楽しんでいます!
● Labs : Gmail でよく使う検索演算子を登録
Labs 機能を Gmail でもご紹介しましょう。
Gmail ではご存知のとおり、宛名や件名などの条件を指定して検索を行うことができますが、実はよく使う検索演算子ってありませんか?いちいち入力するのを省く機能があるんです!
Gmail の Labs 機能の「クイック リンク」を使えば、まさにクリックするだけで登録している画面を表示します。
Gmail 画面の [設定] から、[Labs] タブのなか【クイック リンク】がありますので、有効にして保存してください。
Gmail 画面の左側に、「クイック リンク」パネルが表示されます。Gmail のなかのよく使用する画面を表示して [クイック リンクを追加] をクリックし、タイトルを記載します。
たとえば、わたくしあっぷすだったら、デザイン関係を確認する際に、案件名と担当者で検索を掛けることが多いのですが、その検索演算子の画面をクイックリンクに登録すれば、次は検索せずともそのリンクをクリックするだけです。
Labs で見つけた時は感激した機能で、これはとても重宝しています!
Labs 機能はあくまでも試験的なものですので、
そこから正式な機能になることもあれば、機能停止してしまうこともあります。
でも、Developer の工夫が込められた機能の試作がたくさんありますので、
どんな機能が紹介されているかチェックしてみてくだください。
普段使っている機能をご紹介しましたが、みなさん、ご存知でしたか?
おお!と思う機能があればぜひ使ってみてくださいね。
Google Apps を活用すると、楽しんで業務効率化できることが実感いただけると思います!
[関連ページ]
● ハングアウト ヘルプ >
ステータスとプロフィール写真の変更
● カレンダー ヘルプ >
Labs の試験的な機能を使用する
● Gmail ヘルプ >
Labs
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あっぷす先生とは?
あっぷす先生は、クラウド型グループウェア Google Apps for Work(グーグルアップス)をこよなく愛する Apps ユーザーの一人。ツール機能を使いこなすことから、ついたあだ名が「あっぷす先生」。Google にも認められ、Google for Work 公式ブログで Google Apps の活用術を発信中。
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あっぷす先生の入門講座
株式会社ガリバーインターナショナルも Google へ - Google Apps for Work の導入で会社のグローバル化に大きく貢献。
2015年10月21日水曜日
Google Apps for Work の導入から 6 年で登録アカウント数は 3700 までに。
ハングアウトを常時接続し、国内・海外拠点ともタイムレスに仕事ができる環境を構築!
株式会社ガリバーインターナショナルについて
車の買い取りや販売を行うほか、「クルマのこと」に関わる様々な事業を展開している。設立当初は「買い取り」という業態そのものはまだ存在しておらず、中古車は価格設定があいまいであったため業界全体が不透明に見られがちであった。同社は、顧客に全国均一価格の提示を可能にし、中古車を適正価格で流通させることにより、中古車の信頼性と買い取りビジネスの認知向上に貢献し成長を遂げてきた。
今回は、株式会社ガリバーインターナショナル 海外事業部 許 哲氏(左)、ITセクション 坂口 直樹氏(写真下・ベトナムよりハングアウトで参加)、紺野 良太氏(中央)、広報セクション 谷村 麻衣氏(右)にお話を伺った。
課題と効果
[ 課題 1]
パソコンごとにOfficeソフトをインストール。莫大なライセンスコストが必要だった
[ 効果 1 ]
Officeソフトを撤廃。使用はドキュメントやスプレッドシートに統一。大幅なライセンスコストのカットに成功
[ 課題 2 ]
社内資料がフォーマット化されておらず、ポータルサイトには類似資料や最新版が不明の資料が雑多にあった
[ 効果 2 ]
Google Driveで資料を共有。フォーマットを更新していくことをルール化し、作業効率アップにつながった
[ 課題 3 ]
離れた拠点とのやり取りは時差や相手の状況がわからないといった問題から非効率になることが多かった
[ 効果 3 ]
Google ハングアウトを常時接続しておくことで、海外拠点ともタイムレスに仕事が行えるように
非効率なグル—プウェア、向上しない生産性
Google Apps for Work を導入する以前、同社では使用していたグループウェアの都合上、社外とは E メール、社内とは別のメールとツールを使い分ける手間がかかっていた。また、事実上社外のモバイル環境からアクセスできないため、営業担当者は顧客とメールのやり取りをする際、営業店に戻って作業をしなければならず、最悪の場合はコミュニケーションのタイミングがずれることで顧客を逃してしまうこともあった。それだけでなく、 1 人あたり 100MB 程度という容量の少なさも問題になっていた。顧客と見積もり金額や車の写真などの重要な情報をやり取りする際、重い添付ファイルがあると送受信できない事態が頻発したのだ。しかも、重要なメールはローカル環境に保存しなければならず、セキュリティ上の問題もあった。こうした使い勝手の悪さを感じながらも、同社ではそのグループウェアを使い続けていた。「使えるならば使えばいい」という空気が蔓延していたのだ。
そんな状況に一石を投じたのが、当時、海外事業担当の執行役員であった許哲(ホウ・チョル)氏だった。以前からクラウドコンピューティングに興味を持ち、セミナーへの参加や書籍などで研究していた許氏にとって、同社の情報環境は非効率極まりないものだったのだ。
「生産性を上げるには、まず第一にワークスタイルを変える必要があると感じていました。出社して自分の席につき、PC を立ち上げてメールをチェックするというスタイルではなく、どこにいても簡単にメールやカレンダーをチェックしてスピーディーに行動に移すようにしなければならない。情報環境を抜本的に改めるべきと考えたのです」と許氏は当時を思い出しながら力説する。
導入まで実質2週間というハイスピードな意思決定
全社の IT 環境の整備にもかかわってきた許氏は、さっそく経営トップの了解を得て、社内の正式な組織として「クラウドプロジェクト」を立ち上げた。そして、2009 年の 3 月から 4 月にかけて複数社の製品を検討。そのなかから Google Apps for Work を選択した。実質 2 週間というハイスピードでの導入だった。しかも、各製品の詳細な機能やリスクなどの比較検証は行わなかったという。その理由について許氏は次のように話す。
「 Google Apps for Work はコストパフォーマンスが圧倒的でした。他社の製品は Google Apps for Work の 2 倍から 7 倍の費用。これではいくら機能が充実していても割高感があるのは否めません。そして、一番の決め手になったのは “ Google の製品だった” ということです。それまでも Google は革新的な IT イノベーションを起こしていました。もちろんクラウド分野に関しても多額の投資をして研究を深めていることは知っていたので、我々のような半ば素人が細かく検証している時間があったら、その分早く導入したほうがためになると考えました。契約が 1 年ごとだったので、使ってみて問題があれば変えればいいと即決できたのも大きかったですね。便利なのに使わない、という選択肢は私のなかにはありませんでした」
導入から 6 年で登録アカウント数は 3700 までに
Google Apps for Work は、2009 年 5 月に約 280 の直営店に導入された。それから 6 年経った現在では、社員一人ひとりに Google のアカウントを提供するまでに。現在は 3700 アカウントにまで達している。
Google ドキュメントやスプレッドシートの互換性の高さを活かし、Office 系ソフトを撤廃。パソコンを OS に関係なく使用できるようにし、ライセンスにかかるコストのカットにも成功している。また、これまでフォーマットが統一されていなかった業務マニュアルなどの資料は Google Drive で共有し、今ではいつでもどこでも同じ内容のものを確認できるように。ひとつのファイルを同時編集できるので、業務効率の向上にも役立っているそうだ。
「 Google Apps for Work を導入する以前は、各部署ごとにマニュアルを作成して社内のポータルサイトにアップしていたのですが、似たような資料が複数存在していたり、どれが最新のものかわからないといった事態が発生していました。しかし現在は、 Google Drive にマニュアル専用のフォルダを作成して資料を整理。必要があれば引き出す、変更があれば更新していくというスタイルになっているので、混乱が少なくなりました」とITチームの紺野良太氏。
「直感的に使えるのが最大の魅力だと感じています。私自身、特別なセミナーを受講することなく、 Gmail も Google Drive も利用していますから」と広報部の谷村麻衣氏も使い勝手の良さを強調する。
また同社では、アンケートの作成などを Google フォーム で行うようにしている。社員からのパソコンに関するヘルプデスクへの問い合わせも電話ではなくGoogle フォームに切り替えた。その結果、電話は月 2000 件から 20 件程度に減少したという。
「使いやすくて便利なものであれば、社員は勝手に使うようになるんです。ヘルプデスクへの電話を廃止した際もはじめこそ異論がありましたが、現在では各社員がトラブルが発生したらまずフォームを確認するというスタイルになっている。その結果、自分で解決方法を学ぶようになっており、以前に比べて各社員の IT リテラシーも格段に向上していると思います」とゼネラルプロジェクトマネージャーの坂口 直樹氏は話す。それに続いて紺野氏は「近年は就職活動に Gmail を利用している学生も多く、スムーズに仕事へ役立てている印象があります。将来、IT リテラシーの高いデジタルネイティブな人材は確実に増えていきますから、そういった人たちが働きやすい環境を築いていきたいですね」と補足する。
ハングアウトを常時接続し、遠方拠点ともスムーズな仕事が可能に
そして最近は、本社の Google ハングアウトを常時接続した状態にして、国内外の離れた活動拠点ともタイムレスに仕事を行うようになっている。
「幕張や宮崎、ベトナムなどの状況が把握できるようになっています。お互いの顔が見える状態なので、変な気遣いなく仕事をすることができますね。まるで隣の席にいるような感覚です」と紺野氏。また、店舗でもハングアウトを活用して会議を行っているという。
「これまでは電話でのやり取りがほとんどでしたが、顔を見ながらだったり、資料を見ながら会話ができるので、より充実した会議を行えるようになりました」と谷村氏は説明する。
こうした Google Apps for Work 導入による成果について、許氏は「期待以上だった」と興奮気味に話す。
「新しいサービスを導入する際には心配なこともありますが、便利とわかっているのに使わないことの方が不利益になると私は考えています。リスクがあるから使わないのではなく、リスクを減らすために何をすべきか。それを考えることが大切なのではないでしょうか。近年、弊社は海外展開にも力を入れていますが、グローバルスタンダードなサービスだから外国人社員でもすぐに使えるし、やり取りもスムーズ。これが日本国内だけのサービスだったら、そう簡単にはいきませんよね」。そして最後に、許氏は Google Apps for Work のさらなるサービスの拡充に期待を寄せた。
「 Google Apps for Work が今よりさらに便利になれば、会社のインフラを一本化することもできます。そうなれば、より密に連絡を取りながら仕事ができるし、アイデアをかたちにするスピードもより速くなるはず。国境を越えたコミュニケーションが確固たるものになれば、新しいサービスにもチャレンジしていきたいですね」
株式会社ガリバーインターナショナルの導入事例 PDF は
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Google Apps for Work のその他の導入事例は
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新しいカレンダーのイラストがさらに多くの言語に対応しました
2015年10月21日水曜日
カレンダーは日付と時間を示すためだけのものではありません。そこにはあなたのライフスタイルのすべてが詰まっています!ライフスタイルをよりカラフルにするため、カレンダー のイベントに自動的にイラストが表示されるようなりました。
さらに、ウェディングやハロウィン パーティなどのイベントに 10 数枚のイラストが追加されています。そして、イラストがデンマーク語、フィンランド語、カタルーニャ語、韓国語などを含む 30 言語以上に対応しました。これにより、世界中のユーザーがそれぞれの記念日などを新しい方法で祝うことができます。
あなた自身がアーティストになってください。
Google は、今後もより多くのイラストを追加していきます。そして、あなたが新しいイラストを作ることも手伝いたいと思っています。是非 ハッシュタグ #makethemost に、あなたのお気に入りのイベントの写真をツイートしてください。Google でその中からいくつかを選定して、カレンダー イラストの参考にさせていただきます。
本内容は、米国時間10月16日に配信された内容
の抄訳です。
Google 社員の働き方紹介 vol.10
2015年10月20日火曜日
Google 社員の取り組みや働き方について、月に 1 回ご紹介していきます。第 10 回目は、Google Apps for Work サポートチームのマネージャーを務める、千藏
さんにお話を伺いました。
Q. 普段どんなお仕事をされているのですか?
Google Apps for Work のポストセールスのサポートチームに属し、日本語サポートを管轄しています。お客様やパートナー様からの問い合わせ対応や、日本語サポートの品質を向上させるための取り組みをグローバルチームと連携して行っています。対処療法的な対応ではなく、グローバルで多言語化される過程で生じている問題やプロセス上の不具合を洗い出して分析し、根本的な解決へと導いています。Google の理念の一つに、「ユーザーファースト(お客様の利便性を第一に考える)」というものがありますが、我々サポートチームもまさに、定量的且つ定性的観点で、お客様により良いサービスを提供していくための改善策を常に模索し、サービスレベルの向上に努めています。
Q. 日々どのような課題に直面し、それをどう克服しているのでしょうか?
Google Apps のサポートチームは、世界中に拠点があり、全 14 言語でのサポートを提供しています。お客様により安心して使っていただるよう、日本語でのサポートも 2013 年より 24 時間 365 日体制で行っています。既知の問題についてはインシデント管理チームが、未知の問題については問題管理チームが対応しているのですが、クラウドという製品の特質上、日々進化する製品の最新情報や機能変化に迅速にキャッチアップし、世界各地に存在する異なるタイムゾーン & 異なる言語のチーム間でナレッジやノウハウの共有を円滑に行っていくことが一つの課題です。幸い、Google Apps の様々なツールのおかげでグローバルのチームと常につながっていられるので、私自身も午前中は本社(アメリカ) と、日中はシドニーと、午後はヨーロッパと、といったようにハングアウト(ビデオ会議) やチャット、メールやドライブを駆使して情報共有に徹しています。Google Apps が無ければ、まさに実現不可能なチーム間連携と言えるかも知れません。
Q. お客様からいただいたフィードバックで印象的だったことなどありますか?
サポートチームとして大切にしているのは、「おもてなし」の精神です。お客様に真にご満足いただけるサービスを提供できているか都度お客様にヒアリングし、万が一ご満足いただけなかった場合には、その理由を徹底的に調べて改善につなげています。お客様からいただく様々な声が、まさに我々の糧になっています。先日も、とある NPO の Google Apps ユーザーの方が、 “Google Apps のサポートは『すばらしい!』の一言。電話応対が秀逸でアドバイスが的確。安心してサポートを受けることができた” といった内容のブログを投稿してくださっているのを拝見し、そのありがたいお言葉を部署全体で共有させていただいたところです。
究極の話をしてしまえば、サポートは本来不要であるべきだと個人的には思っています。お客様にとって、製品がシンプルで、障害が起きずに、機能も管理も簡単なので問い合わせる必要がない、というのが理想郷ですが、実現するのはまだ遠い先の未来ですので、製品の一部として高品質のサポートを提供する必要があります。そのため、理想郷を目指しつつも、お問い合わせが必要となったお客様がアクセスしやすく、且つ親身でわかりやすい対応をサポートチームとして積み重ね、Google Apps をよりハッピーに使い続けてくださるお客様を増やしていきたいと考えています。
Q. チームのリーダーとして、働く環境をより良くするために心がけていることはありますか?
手前味噌ですが、経験豊富で優秀なメンバーが多いので、マネージャーとして口を出しすぎないこと、つまりビジョンや方向性を共有するのみで、基本的に指示は出さないというのを心がけています。また、チーム一人ひとりが本来の仕事に集中できるよう時には防波堤になったり、また時には雑用係として奔走することもあります。非効率な長時間労働を避けるために、私自身が率先して早く帰るようにしたり、緊急事態が発生することに備えて、余裕を持ったスケジューリングを組むといったことも欠かしません。
チームで一番知識や経験があるからマネージャーをやっているわけではありません。チーム全体を協調しながらチームメンバーそれぞれの個性や才能を引き出し、ひとりでは出来ない大きなことを実現できるチーム作り行うのがマネージャーの使命だと考えています。お客様に感動を与え続けていくために、チーム一丸となってこれからも日々挑戦を重ねていきたいと思っています。
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本シリーズのバックナンバーは以下よりご覧ください。
Google 社員の働き方紹介 vol.1
Google 社員の働き方紹介 vol.2
Google 社員の働き方紹介 vol.3
Google 社員の働き方紹介 vol.4
Google 社員の働き方紹介 vol.5
Google 社員の働き方紹介 vol.
6
Google 社員の働き方紹介 vol.
7
Google 社員の働き方紹介 vol.
8
Google 社員の働き方紹介 vol.
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富士フイルムホールディングス株式会社も Google へ - 社内イベント “Google Festa” が大反響!Google Apps for Work を“Work Style Innovation” の起爆剤に
2015年10月16日金曜日
写真フィルムメーカーから、広範な領域でビジネスを展開する企業グループに変貌中の富士フイルム。創立 80 周年を迎えた 2014 年 1 月、“Value from Innovation” という新たなコーポレートスローガンを制定。企業体質強化を推進している。その柱の一つ、“Work Style Innovation” を推進するキーファクターに導入直後のGoogle Apps for Work を位置づけた。そして社内イベント“Google Festa” を開催し、 “Work Style Innovation” の狼煙を上げた。
富士フイルムホールディング株式会社について
富士フイルムグループとして、イメージングソリューション(フォトイメージング、電子映像、光学デバイス)、インフォメーションソリューション(ヘルスケア、グラフィックシステム、フラットパネルディスプレイ材料、記録メディア、産業機材・電子材料)、ドキュメントソリューションの 3 領域を柱に事業を展開。
(写真右)富士フイルム株式会社 人事部次長 兼 富士フイルムホールディングス株式会社 人事部統括マネージャー 座間 康氏
(写真左)富士フイルム株式会社 経営企画本部 IT グループマネージャー 兼 富士フイルムホールディングス株式会社 経営企画部 IT 企画グループマネージャー 安東 豊氏
課題と効果
[ 課題 1 ]
コミュニケーションツールとして、グループ各社が Lotus Notes など複数製品をバラバラに利用
[ 効果 1 ]
グローバルで Google Apps for Workに統一し、大幅なコストダウンと最新機能を迅速に享受できる強固な情報共有基盤を入手
[ 課題 2 ]
イノベーション推進のために、働き方や意識の変革を促し、多様な価値観の人材が力を存分に発揮できるようにする必要性
[ 効果 2 ]
Google Apps for Work という IT ツールをキーファクターに従業員の働き方に対して目に見える形で変革を意識させる “Work Style Innovation” を企画
[ 課題 3 ]
富士フイルムグループ全体に “Work Style Innovation” を浸透させる
[
効果 3 ]
気軽に楽しく参加できる “お祭り” 形式の体感イベント “Google Festa” の開催で、 Google Apps for Work の活用の浸透・定着と社内の意識変革を促進
[ 何が問題だったか? ]
働き方の改革が必要
デジタル化の進展により、写真フィルムメーカーからの変革を進め、事業領域の多様化に伴う組織再編を繰り返してきた富士フイルム。その結果、同社グループではコミュニケーションシステムとしてオンプレミスの Lotus Notes を中心に少なくとも 6 製品以上がバラバラに使われる状態だった。そんな時、Lotus Notes の保守契約が切れるタイミングでクラウド型の製品へのリプレイスを検討する。すでに米国現地法人が導入していた Google Apps for Work を含む 3 製品を比較検討した。その結果、コストパフォーマンスに優れた Google Apps for Work に決定する。
「 Google Apps は、機能比較や検証を行っている途中でも次々と新機能が追加される。このスピード感は凄い、と。常に最新の機能が安全かつ安価に使えるメリット、さらに Google ならではの豊富なコミュニケーションやコラボレーションの機能を活用すれば業務をもっとイノベーティブに遂行できる可能性を感じたのです」と安東氏は言う。
2012 年 9 月、グローバル導入契約を締結し、
海外現法や新規設立会社から順次導入を開始。
グループ全体でドメインを
fujifilm.com
に統一し、2014 年 2 月からは本社でも導入が始まった。
この動きとは別に、2014 年 1 月、創業 80 周年を迎えた同社は、 “Value from Innovation” という新たなコーポレートスローガンを制定。さらなるイノベーション追求への号砲が鳴った。この流れを受けて、同年 10 月、 “Work Style Innovation” (WSI) プロジェクトがスタート。座間氏は次のように言う。
「少子高齢化が進む社会環境の変化の中で企業がイノベーションを起こし続けるには多様な社員が能力を発揮することです。そのために必要な働き方への改革に取り組もうとスタートしました」
[ どのように検討したか? ]
IT ツールで働き方改革の推進を
WSI プロジェクトが始まった時、安東氏は「導入した Google Apps for Work が、 “Work Style Innovation” の起爆剤になると感じた」と言う。
「ツールのリプレイスはチャンスであることに加え、Google Apps は Google ドライブのコラボレーション機能などいろいろなアプリケーションが使えます。これらを活用すれば、ワークスタイルはどんどん変えていけるのではないかと感じていました」
一方、座間氏は “Work Style Innovation” の推進に「IT ツールが有効」と思いつく。
「 “Work Style Innovation” の推進には意識や風土を新しくすることが
必要です。その風土とは目に見える日常の行動が積み重なって形成さ
れるもの。ならば、日常の行動を新しくしていく具体的なツールが必要だと思えたのです」
従来から同社の社員は、真面目に生産性向上に取り組んできている。「そんな社員たちに『生産性を上げよ』と伝えれば、『さらに生産性を上げるにはどう取り組めばいいのか?』という議論もでてくるでしょう。だからこそ、それを可能にする具体的なツールが必要と思ったのです」
そんな座間氏が安東氏に相談すると、安東氏は即座に「 Google Apps for Work が改革の軸になり得る」と応じた。
[ どんな効果があったか? ]
“Google Festa”で予想を上回る動員
様々な先行企業を事例研究しようと、WSI プロジェクトは Google のオフィスを見学。一同は、変革を進める上で仕事のスピードやコミュニケーションにおいて多くのヒントがあるという思いがしたという。例えば、一つの書類が完成するまで、何人かの関係者を経由し、最後に上長が承認を下すというワークフローを回していた。一人ひとりが責任もって確認し工程を回すのでより正確になるというメリットがあるが、パスが多くなり、時間がかかり過ぎるというデメリットも。これに対し、Google は Google ドライブ で関係者が同時に編集・確認作業を行っている。「今までの固定概念の枠が外れて、視野が広がる効用があった」と座間氏は力説する。
そして、WSI プロジェクトの若手メンバーは、Google Apps for Work の使い方の紹介や利用促進を通じて、“Work Style Innovation” を推進するキックオフイベントを“お祭り”形式で行うという“Google Festa” の開催を提案。
「 “Work Style Innovation” は一過性のものではなく、継続し続けることで実現していくものです。今後の社会環境の変化の中で企業にとっても、社員にとっても大切なことです。ならば、みんながもっと自主的に全社一丸となって取り組みたくなるような楽しいものにしようという発想です」(座間氏)
2015 年 3 月。Google の専門家による講演や、Google ハングアウト で海外拠点とビデオ会議を実演するなどのプログラムを用意し、予想を上回る人数を動員。アンケートには 90% 以上が「参考になった」と回答した。
その後、立て続けに複数回、地方の事業所で開催。フォローセミナーも行い定着を図っている。
「常にイノベーションを追究し続ける Google の製品として、Google Apps は更新され続けることを
期待します。そうすれば、まさしく “Work Style Innovation” の継続とリンケージします。変革のために刺激を与え続けてくれる存在ととらえています」と座間氏は期待を寄せる。
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